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2003年12月31日(水) 大晦日



 小掃除 注連飾り、御節料理の仕上げ 蕎麦打ち、今年は臼の内側が風化して磨きが間に合わず餅つきは旧正月に変更。
 毎度の事だけれど当たり前のものが手に入らない。ただの塩数の子がない。みんな目にさわやかな黄色で着色されたカナダかどこかの産で、立派な箱入りのものばかり、京の台どこ錦市場にもない。
探し当てても、なぜか貧弱で、上の立派なものからもれ落ちたものだと言われても仕方の無いようなもので、何にも加工して無く塩だけのものが高価で、漂白剤・着色した手間かけたものの方が安い。何にもしていないものが高い。

 除夜の鐘は毎年のように百八つではなく、各寺の鐘がずれて聞こえてくるので、三百位は聞こえていると思うが、適度に距離があるので心地よい。静かな年の暮れであった。

今年はスペインのcava.extra brut(フランスのシャンペンにあたる)のめずらしいビンテージ1999入りのものが手に入ったので、年越し蕎麦とこれをいただきながら年を越した。


正式にはシャンパーニュ(フランス北部にある地名)、普通葡萄果汁を最終発酵が終わらない内に瓶詰めする。そのために瓶内で二次発酵が起こり、ガスが閉じ込められる、瓶外で二次発酵まで完全に終わらせると、普通の白ワインとなる。
シャンペンの瓶内発酵中にたまった澱は瓶を逆さまにして、口元に集めておき、口元を凍らせてカスを閉じ込め、中のガス圧を利用して勢いよく外に放出する、するとワインが減るからあらたに足すことになる、ブランデー入りのワインや砂糖を加えて再度栓をする。だからビンテージ(年号入り)は普通つけない。










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