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2002年05月13日(月) |
主権侵害ってあなた…!? |
北朝鮮の家族五人が瀋陽の日本総領事館に亡命しそこね、中国警察に持って行かれた事に対して、日本国政府や、日本のマスコミはしきりに日本の国家主権の侵害だと言っている。こう言うときにはぴーちく言うのに、我が国のそれも検定が通った8社のうちの一社の歴史教科書について中韓がなんやかや言ってきた時はどうだったか?普通なら、完全に主権侵害である。国が決めた検定の結果にとやかく言うこと自体がおかしい。このことについて、マスコミやテレビは主権侵害だと言ったか?一部の良心的な新聞を除き、絶えて聞かない。
どうして、いつもそうなのか? これは日本人としての歴史観やほこりの欠如、無知のせいである。なんとは無しに中韓に悪いことをしたと思っている。後ろめたく思っている。 歴史なんてものは、相対的なもので、アメリカの初代大統領ジョージワシントンは、イギリスの教科書では反逆者である。そりゃそうだろう。アメリカでの利権をいちいち本国に報告するのが面倒で、独立をいいだしたんだから。
よく中韓は日本の侵略が悪いという。私達は何もしていないのにともいう。それなら言うが、当時も今も世界警察・詳細に渡る国際法は存在しない。それがない以上、何かが来たら自分達で守るしかない。セルフディフェンスが基本なのだ。だからこそ、戦時国際法が置かれている。話し合いがだめなら、戦争が許されている。世界は冷酷だ。やられるときはやられる。 それを外交という手段、手練手管で回避するのだ。回避できない場合、戦争、勝てばよいが負ければ属国となる。
日本の領事館は何もやっていないわけではない。過去、日本には亡命が認められていないので、逃げ込んできた北朝鮮の人間を領事館内で一ヶ月留め、領事館だかの車で、韓国側に渡したりしている。アメリカ大使館なんかは亡命者を実に三年、大使館内に置き、それから亡命させたりしている。
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