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2002年04月08日(月) ジンジャーその後



ジンジャーから「セグウェイ」と名称を改めたハイテク二輪スクーターは、原理は日本のものだったそうだ。
電氣通信大学の山藤和男名誉教授が1986年に平行二輪、コンピューター姿勢制御、平行二輪車型ロボットを作り国内特許も取っている。これは目的のための一過程だったと言うことや、スポンサーが付かなかったことなどで、日本では商品化されなかったらしい。
アメリカでさっそくこれを参考にして出来たのが、ジンジャーだった。発明者はこれを走らせるため、車道では遅すぎ、歩道では速過ぎて、今のところ自転車専用道路出しか走ることが出来ないため、法改正に向けてまず官公庁に働きかけているそうだ。
あれだけ、前宣伝でわくわくさせられて蓋を開けたら、日本の考えたものだった。ちょっと嬉しいような、そうでもないような…。

それにつけ、思い出されるのが、コンピュータos 。ウィンドーズにしてもMacOSにしてもリナックスにしても、未完成で必ず誤動作がある。所がここに日本人の発明した誤動作限りなく0に近いOSがある。「トロン」という。肝心の日本人が殆ど知らなくて、これも、アメリカの圧力で世界標準になりそこねて、今どうしているかというと、家電に組み込まれているのだ。ITRONは、携帯電話(ほぼ全社)や車のエンジン(トヨタの全車)、ビデオ(ソニーの全機種)などに使われている。
家電などに、そうしょっちゅうエラーが出たら実用品として使えない。だからこの優秀なOSが採用されている。おまけに、漢字や古代文字など全てサポート出来る。

 いつものことだけど、水泳のドルフィンキック、スキージャンプ、柔道、などとにかく日本人が突出してくると、簡単に規則が変わってしまう。で、日本人が異を唱えないのを嘆く人があるが、その前に、原文が英語で、一週間ほどで、米国のニューディラー(社会主義者)がでっちあげた日本国憲法に何にも言わないのだから、その情け無い体質から変えなければどうしようもない。やられっぱなしである。










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