目次過去未来


2002年01月22日(火) 体の不思議と薬



 八針縫った親指の包帯をとった時、親指の爪の半月があるところに、小さな直径二ミリ位の白い星が出来ていた。爪と健康は関連があるとは昔からよく言うけれど、これは、どういうサインなんだろうか?

それともう一つ、このところおさまっていた出血が先週金曜からまたあった。偶然気がついたのだけれど、自家製のビール酵母・ホップ・ハーブのたっぷり入ったビールを飲むとぴたっと出血が止まる。偶然かも知れないので2.3回試してみた。昨日も医者に行き、それを言って、昨夜特に、澱の多い自家製のビールを選んで飲んでみた。そして今朝、鼻をかんでも痰を出しても全然血が出ていない!今日か明日に血を採取して医者に持っていかなければ行けないことになったが、血が出ない。

多分ビール酵母になんらかの働きがあるのかもしれない。まぁ、先人達はこうやって漢方を発見して、それを化学的に解釈したのが「薬」ということだろう。ところで、漢方は中国のもののような気がして、なにか中国に行けば良く効く薬があると思い、日本人が治療に行って結構命に関わることになったりしている。
 
 漢方は日本で発達した。
その昔、明の李時珍が「本草綱目」というのを書いた。これが日本に来て、小野蘭山という人が本草綱目を講義して弟子達が体系にして本にした、全四十八巻ある。今の中国には本草綱目はない。日本で発達完成したものを、その昔、中国から写しに来て、今の中国漢方の基本となっている。
日本のものである。
北京などで、小難しげで、権威のありそうな漢方書を買って来て、さて日本で紐解くと、日本の京都の出版社だったりすることが結構あるらしい。

中国古代伝説に、神農さんは、人の体に牛の首、百草をなめて医薬をつくり五弦琴をつくり、とあり京都でも薬の神さんとして祭られているが、体系付け、商品にして役立てたのは日本人である。

そうすると、何でも日本人はまねっこだけであるなどと、特にお隣の韓国人はよく言う(オリジナルは梅干し・畳・下駄だけ)が、天保・享保の改革の時などは、発明禁止の法まで出来ているのだ.何か新しいものを作られて、お上を転覆させることになるかもしれんと恐れたのだろう。昔から進取の気性は合ったらしく、種子島から三年で何万丁も複製銃を作り、過去世界史に例が無い、銃を多用した戦争での銃撃戦をやっている。

フランスのホッチキス(とじるあれをつくった人)が作ったと言われる、機関銃も、もたもたしているうちに敵が来てしまい、実用性がなかった。始めて日本人が日露戦争で実用化した。

朝鮮に豊臣秀吉が行ったとき、かなりの銃を現地に置いてきたが、ついに銃は朝鮮で作られることはなかった。日清戦争で大国清が負けたのも、時前で武器を作ることが出来ず、すべて輸入に頼ったため、一箇所壊れると部品をいちいち発注しなければならなかった事も大きい。

 和時計などは今でも作れないくらいに複雑な動きをする。夏は昼ながくゆっくり動き、冬は夜ゆっくり動く。単純に24時間は刻まないのだ、
まなぶはまねぶが語源なのだ。なんの恥じるところもない。










myrte21 |MAILHomePage