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2001年09月20日(木) 哲学のみち界隈



 哲学の道界隈は、改めて思うけれど、自然が一杯だ。若王子神社下を起点に銀閣寺までの2km位続く道沿いには、取水地から流れ出る大人の膝まで位の深さの疎水があり、そこにはだれかが放した錦鯉、カメ、その他フナ、小魚が一杯泳いでいる。
 琵琶湖から東山を飛び越えて鴨が来る、先の繁殖期にはカルガモのこどもがよちよち7・8匹親の後を泳いでいく様子が見られた。月夜の晩に散歩している時に偶然、ムササビが樹木伝いに飛来し、目の前の大きな木に着地したのを目撃したこともある。姿勢は頭を下にして木に捕まっていた。

一昔前、裸の人間もこの道を朝早く走り抜けるのを、近所の早起きのお年寄りが目撃したりしている。普通そういうのは町中に出るんだけど、よく出てたらしい。蛍も毎年沢山ではないが、舞う。途中ある、鹿ヶ谷という所、地名からも分かるように、ちょっと前までは鹿も出たらしい。
大晦日には除夜の鐘があっちこっちから聞こえてくる。
この環境は他に例がないかもしれない。信州や南仏が好きだけれど、はっと足下を見ればいい環境にいるのだ。
ここをいつも散歩がてら、とろとろ歩いている。












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