昨日は旦那の「銀河鉄道999」のことを書いたのですが、 旦那ばかりでは申し訳ないので、わたしのことも。
むかーし見たテレビやアニメをもう一度見たいってありますよね?? 旦那は「銀河鉄道999」でしたが、 わたしは「ポールのミラクル大作戦」でした。
これに出てくるパックンってぬいぐるみが可愛くてですね、 わたしがあみぐるみや人形を作るようになった原因になったものでもあります。
まぁ当時は小学生の低学年だったので(多分何回目かの再放送)、 おばあちゃんに木綿の白いキレをもらって、それにマジックで絵を描き、 中にティッシュペーパーを入れて、 ざくざく縫い合わせた物しか作れませんでしたけどね。
それがDVDでセレクションとして出ていると言うので、さっくり買ってしまいました。
懐かしい…。 かわいかったという憶えしかなかったので、 ピエロ目を見開いたパックンが恐かったのにびっくりしたりしましたが、 まぁ幸せでした。
欲しいものが手に入れられるんだから、社会人っていいなぁ。
そしてこれはまだ買っていないのですが、 思い入れたっぷりなものを見つけてしまいました。
復刊ドットコムを眺めてたんですけど、
「三原順秘蔵作品集」なるもののお知らせが。
誰しも青春時代にトラウマになるような漫画や小説、テレビ番組があったかと思うのですが、 わたしは中学の時に読んだ三原順先生の作品に、かなり影響を受けたのでした。 (あとは日本・外国問わず、児童文学ですね)
漫画が連載されていたリアルタイムでは読んでいなかったので、 というかブームが過ぎ去った後で、 うちの父親が古本屋で手に入れてきたのをきっかけに、夢中になりました。 「はみだしっ子シリーズ」とか、「ムーンライティング」とか。
特に出版されてから年月が経っていたので、 本の手に入れ難さがさらに収集に熱を入れる要因の一つだったです。 そういうのってないですか? 手に入れられないからこそ、欲しい。 うーん、真実ですな。
それから内容やテーマも難しかったのが、当時理解力が高いということでしか アイデンティティを保てなかった自分にとって、魅力だったんでしょうね。 (今はただの莫迦ですが)
とかいいつつ、主人公の一人のグレアムが持つ葛藤や苦しみがかなり近いレベルで 理解出来ただろうと思えたのは、最初に読んでから10年以上も経ってからでした。
人間の性善説を信じられず、どうしてあれだけ法律にこだわったか、 血を巡る因果や業の深さ、そして優しいと呼ばれることに対する嫌悪感。
悲しみを分かち合えると最初から思えないのも辛いけど、 周りの人間にとってその悲しみの一端を担わせてもらえないのも辛いし、 人に生きていてもらいたいというのもエゴで、 死にたいというのもエゴだという。
そういったぐるぐるとした一体何が正しいのか、 あるいは正しい・間違っていると言わずになんと言えば良いのか、 そんなことを抱えていく始まりだったりしてました。
そんな思い入れ抜群の三原先生のこの作品集。 しかし限定1000部発売で、価格はなんと11,429円!
さ、さすがに思い入れだけで買えるしろものではないかも…。 それとも誕生日プレゼントにねだるか? う、ううむ。
そして、さっき見たときは残り275部でしたが、 今見たら273部になっておりました。
おおおう、売れてるよ! 早いうちに決断しなくちゃいけないもようです。
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