台風ですね。 今これを書いている時点では、温帯低気圧どころか、影も形もなくなっちゃってますけど(^-^;) 日本直撃!という進路を取った台風が、絶賛進行中だったのがこの日でございました。
とはいえその歩みは遅々として遅く、瞬間最大風速が50mを超えた時もありながら、実際は自転車とそう変りはなくなり、ひいては行ったり戻ったり、関東に昨日の夜来るはずが、夜中になり、朝になり、ついには台風と実感出来ない程度の雨になって通りすぎていきました。
わたしの住む津田沼に残されたのは、台風一過とは良くいったものだと納得するほどの青空。
さてさて、台風で思うことといえば、小さい頃の家です。 川側の0m地帯な上に、排水が悪くてどぶにすぐ水がたまり、”台風”なんて名前が付かなくても、ちょっとした大雨ですぐに水が道にあふれ、しょっちゅう床下浸水してました。 私が住んでいたあたりは、自家用に排水ポンプを持っていたくらいです。 雨があがると、水をどばどば外に出すのが風物詩だったような気がします。
そんな大人達の苦労はよそに、子供にとっては、いつもと違う町の中は、格好の冒険の場で。 大雨が止むと長靴履いて、どこが一番深いかなーと、水の引ききらぬ道をざぶざぶ歩くのが好きでした。
今考えると、トイレもぼっとん便所だったし(一応都内なんですけどね)、やめとけ、自分とか、思っちゃいますけれどね(^-^;)
びっくりしたのは、雨もあがってしばらくして。 家の中に出来た穴から、出てきたものとはちあわせした時でした。
ぴこぴこ横に移動する、小さな生き物。 挟まれるとちょっとは痛いかな、と思う程度のハサミ。 薄赤い背中。
それはどうみても、カニに見えたのでした。 その後も何回か穴から出入りするのを見たから、やつは住んでいたのかもしれないです。
まりもペットでおどろいてる資格ないですな。 うち、カニ飼ってたんじゃん(笑)
なにぶん、20年近い話なので、カニの顛末を覚えていないのがあれなんですが。 台風が来るたび、あのちいさな同居任を思い出したりするのでした。
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