あ い の う た 。



2008年03月21日(金)  卒業式


昨日までのどんよりした空が

嘘みたいに

青空が広がって





紙吹雪に交じる笑い声が

永遠に続いていくような気がした。





見送るあたしまで

なんだか清々しい気持ちになって

透明な感情が流れる。

濁りなく、やさしい気持ちになれたのは

いつ以来かな。





花束を片手に、その姿を探した。





この広いキャンパスで

あなたの姿をいつも探していたあの頃が

懐かしくて。

すれ違いざまに、手を振り合えるだけで

世界中の幸せが集まってきたような気がしてた、

あの頃。





ほんとに。

懐かしいや。





うん。






つじつま合わせのために

こんな答えを出したわけじゃない、って

自分に言い聞かせてたけど

あたしはつじつま合わせがしたかったんだ。





誠実でいたいとか

そうゆうのじゃなくてね、

ただ、自分のために。

つじつま 合わせなきゃ、って。

新しい想いを育てていくためには

それが必要だって、思ったから。





今日と明日で何が変わるでもない、みたいな。

そうゆうのでいいと思う。






そんなので、いいはずはなくて。

でも、お互い こうゆう形じゃないと

離れられないって、じゅうぶん分かってるから

こうやって、少しずつ。





もし、ダメやったら

やり直せばいいんじゃない?






だけど

新しく芽生えた気持ちのこと

あなたには言えるはずもなくて

今は 「おもいで」 なんてゆう綺麗なものは

見ちゃだめで

振り返りそうになって

振り切る。





どこまでも、あたしは。





こうやって、

自分が傷つかない道を選んで。

自分を守ってくものなのかな。





ごめんね。

でも あいしてるよ、って

それは何も変わってない。

あいしてたよ、じゃなくて。





あいしてるよ。



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