オクラホマ・スティルウォーターから

2004年03月02日(火) 物忘れ

 最近物忘れをするなあと実感した。今まで物忘れというのは大したものではなかったが、これほど実感したことはない。

 たとえば、食器洗い機に入れたものは、これから洗うものだったか洗った後だったか、というのを覚えていなくて、グラスやカップの底のへこみの水のたまり具合で判断したり、新しく知り合った方からメールで頂いた住所をアドレス帳に書き込もうとすると、すでに書いてあって、そういえば、お会いした時に直接住所を頂いたんだと思い出したり、それが1、2回ならともかく、何回も続くと、とても深刻に思える。老人性の痴呆症で、ご飯を食べていないという、というのをよく聞くが、この物忘れがひどくなると、そういうのもあり得るのかもと思ってしまう。

 亡くなった祖母は痴呆症になった姑を世話した経験があって、昔は着物だし、洗濯機もないし(着物は洗濯機で洗えないが)、洗濯が大変だったと言ってて、自分は絶対にボケたくないと言っていたのを思い出す。祖母は80代でも家事をしたり、ちゃんと物事は覚えていたりしていたので大丈夫だよ、とみんなが言っていたが、90代で亡くなるまで結局痴呆症になることはなかった。

 老いには勝てなくても、自分は頑張らなあかん、という心がけ一つでも違ってくるのかな。


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