オクラホマ・スティルウォーターから

2003年12月02日(火) 5年前の自分

 先月はあっという間に終わってしまい、先月中にお会いしましょう、とか、電話で話そう、といっていた約束事が果たせないままになっていた。

 電話をしたが話ができなかったフロリダ時代の友人にメールで詫びを入れたところ、早速電話をかけてきてくれて、いろんな話で盛り上がってしまった。

 同じ年の彼女と私は同じ学期に修了し、お互いフロリダを離れて、それ以来会っておらず、お互い忙しい生活を送り、気が付いてみれば、フロリダを離れて5年も経っていた。気心が知れた彼女と電話で話すのは本当に久しぶりだったが、一気にフロリダ時代の自分に戻り、当時いた日本人の仲間の安否を気遣ったり、思い出話をしたりした。

 この5年で仲間たちの環境も変わって、日本に帰っている人もいるし、何より結婚して子供がいる人も私を含めて何人かいる。日本の住所は持っているが、音沙汰ない人も何人かいて、何かの折に、どうしてるんだろうなあ、と思うこともあるが、彼女とも、どうしてるんだろうね、と話した。

 彼女も私も気が付けばアメリカでの生活が長くなっていて、滞在年数によって変わっていった気持ちも同じようだった。でも、最近里帰りした時のことを話してくれて、そういえば最後に日本に帰ったのが2年前だった私は、浦島太郎ならぬ、浦島花子になっていることを思い知らされた。特に、日本はアメリカと比べて技術をより生活の中に入れているので、そういう点では完全に時代遅れの人間となっている。ネジャーティと日本に行った時も、MDを見て「何これ?」と思ったし(アメリカではMDはほとんど見ない)、今でも携帯電話を使う必要性がない生活になっている。

 楽しい会話ですっかり長電話になってしまったものの、普段の生活で眠ってしまっていた自分の一面が呼び起こされた気がして、すっきりとした爽やかな気持ちの余韻が残った(また話そうね)。


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