オクラホマ・スティルウォーターから

2003年11月22日(土) 料理の鉄人

 先日日本人の方からお借りしたビデオで料理の鉄人を久しぶりに見た。ニューヨークでの対決の特別番組のものだったが、料理の鉄人はアメリカでもアイアンシェフとして知られているようで、フレンチシェフ坂井さんがニューヨークの料理学校で特別講義をしている様子や、りんごの皮むきの生徒との対決(もちろん坂井さんの圧勝)などとても面白かった。

 それで、デーブ・スペクターが通訳に入ったのだが、普段デーブ・スペクターの日本語しか聞いたことがない私は、英語をしゃべっているのを見て、英語がうまいなあと思ってしまった。そりゃ、英語のネイティブスピーカーやから英語がうまいのは当たり前やって・・・・。

 長野智子さんがキッチンスタジアムでレポートをするというので、対戦前に紹介があったのだが、長野さん、実は6年前に私がニューヨークに行った時に、紀伊国屋でトークとサイン会があって行ったことがある。その日は野茂投手がニューヨークで試合がある、というのでどちらに行くか迷ったが、野茂投手の試合はまた見られても長野さんに会うことはないだろうと思って、長野さんの方を選んだ。長野さんはテレビで見るよりスレンダーできれいな方だった。トークの後、ちょうど出版された長野さんの著書にサインをしてもらったので、長野さん、というとその時の思い出が甦る。

 日本人シェフとアメリカ人シェフの対決は、「かに」のテーマの下、日本人シェフの勝利で終わったが、盛り付けや味付け、器などで日本らしさを見ると、いつも、日本に生まれてきてよかった、という感想になってしまう。そして、先人の創作に感謝するのである。アメリカはいろんな民族の集まりで、食べ物でアメリカらしさを出すにはまだ歴史が新しすぎる。アメリカ人シェフは南部のスパイシーな料理を得意としていて、エスニックの色を少し出しているが、インパクトという点ではまだ弱いかなという感じだ。こういう時に、普段は感じない歴史や文化の重さを感じる。

 それにしても、両者の料理はプロで、とてもかなわない。

 それで、一緒にテレビを見ていたネジャーティがどこか行ったなあと思ったら台所にいて何かを用意していた。料理の鉄人に刺激されてか、ネジャーティが用意したものとは・・・・・。



マンゴーのクリーム、チョコレート添え
(マンゴーのスライスに、ただホイップクリームとチョコレートシロップをかけただけ)


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