ノースウエストに乗るいかさんを送りに家を出た。家の前に裏庭のものと違う種類の朝顔が一輪咲いていて、ちょうどいい見送りとなった。
ノースウエストが飛ぶターミナルはとても小さくて、実は悪名高いボストンの空港のように人がぎっしり並ぶということはない。
年末年始に訪ねてきた両親を送った時もそうだったが、英語が話せないのでゲートまで送りたい、とカウンターの係員に頼むと、セキュリティーを通ってゲートの前まで送ることができる(話せてもゲートまで送りたいものである)。その際には、係員に運転免許証を見せて、セキュリティーの人に渡す紙をもらうことになっている。でも今回はその紙は見せるだけで、気が付いたら、両親の時のように渡していなかった。
梨奈も一緒に行くというのを告げるのを忘れたので、私の名前しか入っていなくて、セキュリティーの人に、梨奈がガールフレンド(女友達)かと言われてしまった。おそらく友人が連れてきたと思ったのかもしれない。それで、私の娘です、と言って通らせてもらった。
搭乗のアナウンスが入って、ゲートが開いたが、よく見ると、そのまま地続きで、タラップから飛行機に乗るようになっていた。
飛行機が離陸するまで待ちたかったが、梨奈が戻りたがっていたので、空港を後にして、ネジャーティの研究室に向かった。
いかさん、また遊びに来てね。
いかさんの荷物は来た時と同様に一杯になっていたが、重量としては重たくなかったので、ネジャーティの助けを必要とせずに済んだ。ネジャーティの研究室に向かったのは、今日お弁当を持っていくのを忘れたので(というより、私が用意するのを忘れたので)、それを届けに行ったが、結局そのお弁当を持って、カフェテリアに行こうということになって、買ったスープと一緒に食べることになった。
せっかくやから、お昼の時間にカフェテリアに来て一緒に食べたらよかったね、と話したが後の祭り。
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