オクラホマ・スティルウォーターから

2003年02月26日(水) 見出し&続き

 先日、インターネットで「世界平和、だれが一番脅威か」というニュースの見出しを見つけた。

 「それはブッシュやろう・・・・」

 な〜んて思って、ニュースの全文を読み始めた。イギリスの日曜紙サンデー・タイムズが23日に掲載した世論調査によるもので、ブッシュをイラクのフセインと匹敵するほど世界にとって危険人物であると考えているという結果が出たそうだ。いや〜笑えた。

 ところで、レスター・サロー氏の本では電子小売業(インターネットによるショッピング)が主要トレンドになるだろうと言っている。アメリカでは誰もが知っていて、どんな地方でもあるウォールマートについても、30年後には最大の小売業ではなくなると確信を持っているようだ。大胆な確信だなあと思ったが、サロー氏によると、

 「在来型の店や人員や流通システムなどに、あまりにも多くの資金を投資してきたため、会社自身をつぶして真剣に電子小売業にかかわることは、そう簡単にはできないのである。(中略)この会社には、在来型の小売業のほとんどを不要にしてまで、会社の根本をゆるがす新しい技術をリードすることなど、とてもできないのだ。」

 ・・・だそうだ。

 シンシナティーにもウォールマートが私の行った店舗だけでも3つあるが、広告以外にセール対象品にするのも微妙に違っていて、去年ここに引っ越してきてから寝具を何点か買ったが、近くのウォールマートが一番値下げをしていて、他の店舗では見られなかった。

 確かにウォールマートではインターネットよりも店頭の方が品数も豊富で、価格も安めだ。今のところ、インターネットによる買い物は一つのオプションでしかないという印象が強い。

 人々がどこまで合理性を追求するか。おとどしだったか、アメリカ人で、1年間家から一歩も出ないで、買い物など全てインターネットで行い、運動不足にもなるだろうからとジム用品を買って室内トレーニングをしたり、その様子がインターネットで映し出されていたようだ。家から一歩も出ることなく、ついに1年経って外に出たが、彼は、いくらインターネットで何でも間に合うといっても、外で買い物をすることはやめないだろうと言っていた。

 女性はやはり外に出て、買い物がしたいという人が多いだろう。食料品もそうだが、衣料品も実際に自分の目で確かめたい。同じサイズでも微妙に大きさが違ったり、いいなあと思っても着てみたら自分に合わなかったりする。靴も微妙に履き心地が違う。

 店舗で買っても、返品、交換はアメリカではすさまじく、もしインターネットによる買い物が主流になったらどうなるんだろう、と興味もある。

 どの分野で電子小売業が進むか、どの分野では在来型として残るか、ちょっと興味がある。


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