オクラホマ・スティルウォーターから

2002年10月16日(水) いろいろなものが食べ物になるわけで、、、

 このところ寒さが続いていて、冬のようだ。こうなるとシチューやおでんといった食べ物が恋しくなる。

 ところで、よく行くジャングルジムズでは、いろんな肉があって、この前は牛タンも売ってた。他にどんな種類の牛肉が置いてあるか見なかったが、焼き肉屋で出される種類が揃ったりして、、、と思ったりする。相変わらずいろんな肉が置いてあって見ているだけでも楽しかった。

 日本は海に囲まれているから、やはり海の幸が豊富だし、いろんな海の生き物が食材になる。反対に内陸では陸のものが食材になる。日本人の私とトルコ人のネジャーティとは、食に対する考え方も違うわけで、もともと中央アジアから移民していったトルコ人は、牛はもとより羊、山羊といった動物の乳製品、肉には馴染みがあって、話を聞いて「ほお〜」っと思うことがある。

 牛肉は関西ではよく食べられていて、「肉」というと牛肉のことだし、カレーの肉はもちろん牛肉なのだが、そうはいっても明治時代以降に食べ始めたわけだから、長〜い日本の歴史の中では新しい。

 この前も小さい頃に飲んでたミルクの話をしていて「何のミルク?」と聞かれて、それが牛か羊か山羊かという種類を聞いていたことだったというのを書いたが、家で自分たちで飼ってて、ミルク、チーズ、ヨーグルトを作っていたとか、まるでハイジの物語に出てくるような話をしてくれる。中には残酷なというか、かわいそうな牛の話も聞くのだが、そんな話は酪農家でない私にとっては無縁だ。

 残酷に感じることと言えば(ここから先を読みたくない方、また明日お待ちしております)、
































 トルコや北アフリカでは羊の脳みそを食べるようで、うわぁ〜、と思ったが、かにみそを食べるのと同じかなと思ったり(おんなじちゃう、おんなじちゃう、、、、)、かにみそは好きじゃないけどロブスターのはおいしいよ、なんて言ってる自分の方が残酷だったりして。

 逆に、いけすに入ってる魚を目の前でおろしてもらってそれを食べる、というのがネジャーティには残酷らしい。特に刺身はそうやって食べた方がおいしいと思ってるし、日本では「そういうもの」としかとらえてないし、でもよく考えたらやっぱり残酷なのかなあ。水族館のお魚だって、種類によっては「おいしそう」だなんて思ったり、食べる対象としてしか見てなかったりして。

 いずれにしても生き物を食べて生きさせてもらっている人間たちでした。


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