今日はとうとう引越だ。昼にネジャーティが梨奈を連れてレンタカー会社に行ったが、なかなか帰って来なかった。車を置いてトラックを運転して帰ったのは3時ごろで、トルコ人のゼイネップのアパートにソファーを置きに行った。 ゼイネップが同居している2人のトルコ人と、ご近所のKTさんがトラックの荷積みをお手伝いくださった。とても感謝、感謝である。最初、ネジャーティは一人で荷積みをすると言っていたが、男の力4人でも、荷積みが終わったのは5時過ぎていた。
教訓1:夜に引っ越すにしても午前中にトラックを借りるべし。
レンタカー会社の人に、トラックと車の連結を手伝ってもらうはずだったが、オフィスが閉まる6時に間に合いそうになく、間に合わないんだったらとちょっとゆっくり目になって、結局アパートを出たのは7時だった。 アパートががらんとして何もない状態になったが、疲れているのもあって、もうここには来ないんだなという実感があまりなかった。
レンタカー会社に行った。ネジャーティはレンタカー会社の人にトラックと車を載せる荷台の連結方法を教わっていたので、自分たちでやるか、ということになった。トラックと荷台を何とかつなげて、車を載せたときに、荷台がはずれて連結部分がガタッとトラックの下に入り込んでしまった。 途方にくれているときに、一台の車がやってきて、2人のおっちゃんが他のトラックの運転席に行き、何かしている。そういえば、さっきもこの車が来たなあと思っていたが、とりあえず話し掛けた。
2人のおっちゃんはBudgetと書いてあるトラックをどこかに運転していくためにやってきたらしく、そこにあったトラックでBudgetのトラックと言うと私たちのだけで、おっちゃんが運転席で何かをしていたトラックはRyderだった。それで、どうも2人か少なくとも1人はトラックの運ちゃんで、走行距離も長いらしい。そして、トラックの下に入ってしまった連結部分をどうしようというので、まず荷台を動かそうとしたが、車を乗せられるぐらい丈夫なものだから、そう簡単に持ち上げられるものではない。じゃあ、トラックをふっと持ち上げて、、、って、手で持ち上げられるわけないやろ。そやなくて、何でもいいねん、何かでタイヤ部分を持ち上げれば、というので、周囲を見渡すと、よくフォークリフトで持ち上げるときに使う正方形状で木が縦と横に組んであるもの(誰か名前知ってたらおしえてぇ〜!)がたまたまあって、それをトラックの後輪の前に置いて、おっちゃんがトラックに乗って試したが、1回目は失敗。タイヤが木上に載らなかった。そして、2回目に木に乗って、連結部分がうまく取れた。トラックが乗ってもつぶれへんぐらい丈夫な木やねんなあと感心しながら、ようこんな木がたまたまあったなあと思っていた。
あとは連結も、荷台に車を載せるのもおっちゃんがやってくれて、トラックを動かすと、車を載せた荷台もちゃんとついてきた。
おっちゃんたちは探してたトラックがないので、そのまま帰ることになって、何か助けるために来たんだね、とおっちゃんも言って、私たちも感謝、感謝だった。おっちゃんたちは引き上げていったが、十分なお礼もできずに、帰っていったおっちゃんたちに申し訳なく思った。でももしトラックのプロと知ってたら、車で回ってきたときに、最初から頼めばよかったなあと罰当たりなことを思ってしまった。
今日は食事らしい食事をしていなかったので、レンタカー会社の隣にあるマクドナルドで腹ごしらえをして、トラックに戻った。雷雨があるという予報があったが、時間が少し遅れたらしく、トラックに戻るときに雨が降り出した。そして雨の中、車を走らせることになった。
I-95からI-495に出て、I-90に入っていくのだが、西から雷雨になってきているので、雨もたまに激しくなって、レストエリアでちょっと休んだほうがいいということもあった。レストエリアに入ると雨が少しましになったりして、そしたらまた走ろうか、ということにもなった。
I-90はマサチューセッツ州を東西に走る高速で、Turnpikeといって、有料道路だ。州を横切るのに4、5時間かかるが、全部走っても5ドル(50ドルじゃなくて)いくかどうかという金額だ。
マサチューセッツ州の隣はニューヨーク州で州都のアルバニー(Albany)がある。アルバニーには友人がいて、今日は友人宅に泊まらせてもらうことになっている。しかし、出発が遅れてしまって、さらに雨も降ってゆっくり走っているので、どんどん時間が遅くなる。途中で電話を入れて、まだ遅くなることを告げた。 アルバニーに着いたのは結局夜中の2時半で、ずっと起きてて待ってくれていた。非常識な時間にもかかわらず、お邪魔してしまい、すみません。
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