最近コーヒーを毎日のように飲んでいる。ネジャーティは家では朝普通のコーヒーを1杯、夜にカフェインなしのコーヒーを1杯飲んでいる。私は梨奈が生まれる前からカフェインなしのコーヒーを飲むようになり、それがずっと続いている。先月隣のメイン州のキタリーにあるアウトレットでお値打ち価格で買ったコーヒーカップがお気に入りとなり、それでいつも飲んでいる。
コーヒーを飲むようになったのは中学か高校かぐらいで、小学生の時はもちろん飲まない。父と喫茶店に入ったら「ミックスジュースでええか?(なぜかミックスジュース)」と私はミックスジュース、そして父はコーヒーである。それが今では「コーヒーでええか?」に変わっている。
神戸にコーヒーの会社があるので、コーヒーはとてもおなじみである。81年の神戸のポートピア博覧会(年がばれる、あっ、ばれてるか、、、)で出展された巨大なコーヒーカップのコーヒー館が後に博物館になっているが、そこではコーヒーの歴史から作り方を学ぶことができる。また最近知ったのだがそこではトルココーヒーが飲めるそうである。
トルココーヒーは「深炒りのコーヒー豆を極細挽きにして、イブリック(別名ジュズベ)という長い柄のついたヒシャク形の器具でコーヒーを煮出して作る伝統的な飲み方」(UCCコーヒー用語辞典参照)であり、エスプレッソぐらいの小さいカップで上澄みを飲む。すると底にドロッとしたものがたまるという面白い飲み物である。
ところで日本で見るコーヒー豆とこちらで見る豆には種類が違うものがある。日本でおなじみのブルーマウンテンやキリマンジャロはこちらで見ない。日本で好きだったハワイアン・コナはやはりアメリカ国内なので見かける。
種類だけではなく、フレーバーがついているものがこちらでは見られる。フレンチバニラ、アイリッシュクリーム、へーゼルナッツなどコーヒー屋に行って選んで飲める。スーパーではあまり種類がないが、モールに入っているコーヒーのお店で売っている豆のフレーバーは種類が豊富である。変わりどころでは「ジャーマンチョコレートケーキ」である。ネジャーティにこのフレーバーを知っているか聞くと「それ、ケーキ?それともコーヒー?」と返ってきた。
フロリダにいるときにたまたまこのコーヒーを飲んで、おいしかったという思い出がある。語学学校に行っていた日本人の女の子もこのフレーバーが好きで、その子が日本に帰ることになったときに、選別にこのフレーバーの豆をあげた。
ニューハンプシャーに来て1回飲んだか飲んでないかぐらいである。この辺でもモールに行かないとこのフレーバーの豆にお目にかかれない。 先週Aさん宅にお邪魔したときに、コーヒーミルで豆を挽いたコーヒーをいただいた。うちにはコーヒーミルがないので、飲むからにはよりおいしく飲みたいものである。引っ越してから買おうか、とネジャーティに提案している。
日本だとデパートにいろんなおいしいコーヒーが売っているだろうし、正直日本のコーヒーが好きだが、ここにいる間に、ここでしか飲めないコーヒーを飲んでおこうという気持ちだ。
帰省の際には持ち帰りますので、リクエストがあればメールでご連絡を(って、この前帰ったばっかりやんかぁ。今度帰るっていつの話やねん!)。
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