オクラホマ・スティルウォーターから

2002年01月23日(水) HP

 フロリダ時代の大学のHPにアクセスすることがあったのだが、やはり日本の大学のHPよりも充実していると思った。

 在学生はともかく、外部の人間でも情報を得やすい。名簿も公開していて、先生のオフィスの部屋番号、電話番号、メールアドレスが載っている。学生の場合は所属の学部、メールアドレスが載っている。
 
 卒業生への情報も欠かさない。例えば、成績表を取り寄せたい場合、PDFファイルで用紙を載せていて、それを印刷して書き込み、個人の小切手を同封して送れば取り寄せられる。オンラインで申し込めないのは、きっと個人の情報からだろう。

 日本で卒業した大学のHPに行ってみた。マンモス大学なので、情報をたくさん載せるのは大変な作業かもしれないが、よく考えたら、フロリダの大学も同じ規模である。できないことはないだろう。

 研究者の検索もできたが、まだメールアドレスは載っていなかった。外部の人間は大学の研究者(先生)と連絡が取れないということだろうか。

 友人か誰かの体験を思い出した。同じフロリダの大学の時、友人は用事で先生のオフィスに直接行き、話をした。友人が「電話やメールでは失礼かと思ったので」というと、「アメリカでは失礼じゃないから、いいんですよ」といわれたそうだ。電話だから失礼とか、そういうのはないらしい。なんと合理的なんだろう。アメリカでも企業では事情が異なると思うが、アメリカの大学ではそういうものらしい。

 日本の大学だとそうはいかないだろう。私は卒業してからだが、推薦状をある年配の先生にお願いするのに、いきなり手紙を送っては驚かれるだろうと思い、電話でお断りを言ってから手紙でお願いしようと思っていた。先生に電話で話し、事情を説明していたが、お手紙を差し上げます、と言わないうちに、「そういうことは手紙で頼むもので、電話では普通頼まないものだ」と言われてしまった。

 日本では面と向かってか、手紙が丁寧で、電話はカジュアルだと思われている。

 メールは書面になるが、その先生にとって、メールと電話とではどちらが丁寧なのだろうか? 
 


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