2007年05月03日(木)
 『しようよ』 SMAP

急に気温あがると情緒不安定になるらしい。
友達の日記のコメント欄で知った(苦笑)

北海道でフェーン現象起きるって予報でたときに、
気象庁が”夫婦けんかに注意”って警報だしてたくらいのものらしい。

こんなにぐらんぐらんなのはそのせいもあるのかな。
友達が訳もわからずここ二日不機嫌と書いていて
あぁそういえば私もそんなかも、みたいな。


わかりあえてるような気がしてうれしかった。
それはほんの数日前のこと。

伝えない言葉や、心の通わない言葉にぐらんぐらんしながら、なのに
他のところでは言葉にしなくても自然にわかりあえてしまったりする
不自然さにますますぐらんぐらんしながら


『バベル』をみてきたよ。


バレーボールのシーンがあるんだけど、
エンドロールみてたら(もちろん実物は横文字)
バレーボールコーチ ヨーコ・ゼッターランドってあって笑っちゃった。

それはさておき


言語や国の違い、偏見や差別

わかりあえない故の絶望の果てにある、ささやかな希望。

そんなお話。


悪いことをしたと思われてしまった…とか、
本物の悪意は存在しないからこそ、全編どうしようもなく悲しい。
私自身、相手が何考えてるか判らないのが本当に怖いから、
何故こうなってしまったのか理解できてしまうのが、また悲しい。


悪意がなくてもこうして事故や誤解が至る所で生じるんだから、
「そんなつもりじゃなかったのに」なんて、よくあるって知ってるんだから
知らない間に誰かを傷付けないようにって思うんだけど…

あぁ、ごめんなさい。


でもちゃんと希望もある。
あんなに叫んでも届かないのに(※チエコの言葉ではない悲鳴も含めて)
言葉を発しなくてもわかりあったり、わかろうと努力する瞬間も存在する。



寂しさや他人の感情に鈍感だと、
不快だったりよくわからないと感じるかもなぁ。


ここでも、そう。

あんなにわかりやすいのに、
わからないひとにはわからない。
わかりあえない。
わからないから、不安だったり不快だったりする。
ひとはわからないものに対して、遠ざけたり攻撃的になる。


せめて愛するひとを、わかろうとする努力は続けなくちゃね。
疲れていても面倒でも、簡単に諦めちゃだめなの。
それを放棄したら、永遠に孤独なんだから。
いつも何かや誰かのせいにしてばかりになっちゃうんだから。

あ、でも書いてて気付いちゃった。
わからない方が、幸せなのかも…。



言葉を発することができない彼女があげ続けた悲鳴。

本人自身がわかっていないのかも知れない、
愛されたいとか繋がりたいっていう音にならない悲鳴が、痛い程響いてた。
それは多分、私の中で長い時間を掛けて飼い慣らした孤独感そのもの。

お願い、強くなってね。
自分の痛みにだけ敏感になり過ぎないで。
あんな風に生きたら、余計寂しくなっちゃうんだから。









旧約聖書 創世記11章

遠い昔、言葉は一つだった。
神に近づこうと人間たちは
天まで届く塔を建てようとした。
神は怒り、言った。

「言葉を乱し、世界をバラバラにしよう」 

やがてその街は、バベルと呼ばれた。



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