2006年10月14日(土)
 『TRAIN-TRAIN』 THE BLUE HEARTS (リリイ・シュシュのすべて)

引越しの荷物を整理していたらまだみていない映画が出てきて
喜んでうはうはとみました。『リリイ・シュシュのすべて』

どんな映画かわかってなかったから、
きれいな映像にやさしい気持ちになれるかと思っていました。

よりにもよって大事な試合の前の日に、
いじめでズボンおろさされたりして自殺した男の子のニュースをみた日に、
あんな映画をみてしまいました。途中からもうずっと最悪な気分です。


どうしてこんな美しい映像で、
こんなにも絶望的なお話をつくったのだろう。


ずぅっとずぅっとそんな気分です。


だけどやっぱり、残酷なのが現実なんだろうね。
今日も晴れ渡る青空で、世界はこんなにも美しいのに、
現実はとっても残酷。


でも、言いなりになる方が楽だったからでしょ?
自分で選んだことじゃない。
私はそう思ってしまいます。
最初は悲劇でも、その後はキミたちが選んだことだ。
私は『どうしようもなかった』なんて絶対に思わない。


リリイ・シュシュの音楽には一種の癒しがあるのだと予想できるけれど
それはきっと、いや絶対にロックンロールじゃねぇな。


『TRAIN-TRAIN』が街中にあふれていた頃、
私は高校3年生だった。

本当のことを言うのはこわいけれど、
あの頃も今も、私はたたかってるぞ。



栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して
あの列車に乗って行こう
弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく
その音が響きわたればブルースは加速して行く

見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ

ここは天国じゃないんだかと言って地獄でもない
いい奴ばかりじゃないけど
悪い奴ばかりでもない
ロマンチックな星空にあなたを抱きしめていたい
南風に吹かれながらシュールな夢を見ていたい

世界中に定められたどんな記念日なんかより
あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう
世界中に立てられるどんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう

栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して
あの列車に乗って行こう
土砂降りの痛みの中を傘もささず走って行く
嫌らしさも汚らしさも剥き出しにして走って行く
聖者になんてなれないよだけど生きてる方がいい
だから僕は歌うんだよ精一杯でかい声で

(作詞:真島昌利)



BACK *  INDEX  *  NEXT




↑エンピツ投票ボタン
My追加 mail