2002年10月19日(土)
 『ラインを超えて』 ザ・ブルーハーツ (ジャマイカ戦で感じたジーコ評(?))

しゅうが先日の日記で、ジーコを神扱いしてないからこその視点、
という前振りでジャマイカ戦を振り返っていたので、ここでは、
ジーコが大好きで引退の時には大泣きした人間の視点から語ろう(笑)
私はジーコが大好きなのだ。


ずるいととるひともいるのだろうが、ジーコは全てに対して
自立することを要求しているように見える。


選手にどのポジションがやりたいのか訊ね選手の意思を尊重すれば
「やりたいポジションじゃない」なんて甘えた言い訳は通用しない。

トルシエ時代、その言動や指導から選手たちを子供扱いし
「躾け」しているようだと私は強く感じていた。
そして最後に、本番の舞台でみせてくれた集大成のパフォーマンスは
「子供時代からの脱却」であったように思う。

で、ジーコはそこからスタートしているんじゃないかな。
選手を一人前の大人として扱っている。

不安に思うひとも多かろうし、日本はまだそこまでしていいような
チームじゃないという意見もわかるんだけど、
立ち上げたばかりで準備期間もまだ少ないことだし、
私はもうしばらく選手の自主性を尊重したやり方をみてみたい。
徐々にコンビネーションも上がるだろうし。

やってる選手は楽しかったようだ。でも勝てなかった。
じゃあどーする?どうしたい?どうしたら勝てる?
それはきっとジーコも選手たちも考えているだろう。
うちの代表選手達は、私に判ることが判らないような奴らではない、と思うし
選手たちは楽しいサッカーがしたいなら、そのための努力をするだろう。
私も、楽しくて美しいサッカーがみたいのだ。


サポーターには、もちろんサポートを要求しているだろう。
サポーター間では、監督経験がないことと就任までの経緯の疑問もあって
歓迎されてるのかされてないのか、微妙な感じだ。(私は大歓迎なんですけどね)
でも、それでいいんじゃないかな。
記事を鵜呑みにするんじゃなくて、自分で観て感じたことで、自分の意思で
サポートするかしないか決めたらいい。これもやっぱり自立。

色んな意見の者がいるだろうが、目指す場所は決まっているのだ。
ジーコも選手入場の前に大型ビジョンから

「目標はドイツ大会予選を突破することだ」

と訴えていて、今日のこの1試合の結果でどーのこーのって段階じゃ
ないんだよ、と予め釘刺されてるような感じ(苦笑)


鵜呑みにしちゃいけないような記事が多い記者さんたちには、
素直に情報公開をしている。トルシエの時には揉め事も多かったから
拍子抜けしてるのかな・・・ジーコだってワールドカップの本番前は
非公開にすることもあると思うんだけど(笑)そんな話はおいといて

えー…スポナビで、記者さん(?)らしきひとがこんなことを書いていた。

「記者の側のニーズをことごとく受け入れているように見える。
それが、これまでにないある種の「安心感」を生んでいることだけは確かなようだ。
これが、批判精神という角をほんの少し隠させてしまっているのかもしれない。」

ちょっと待てよ、と私は思う。
安心するなよ頼むから。そんなことで批判精神なくすなよ。
私達は監督がどんなひとかとか、記者との関係とかが読みたい訳じゃないの。
公開とはいえ私達には観れない公開練習で行われたことからみえたことの
方がずっと大事じゃないの?それを伝えて欲しいのね、ちゃんと。
練習みれた、あーよかった、じゃなくてそこはあくまでスタートでしょ。

で、その記事に説得力を持たせるためにも、まずはフィールドの中のことを
ちゃんと書ける記者さんになってくださいよ。

全部みせてもらってる今なら、言い訳しようにありません。
早いとこ甘えを捨てて自立してください(毒)


私はトルシエの言い訳の多いとこが大嫌いだった。
選手たちが言い訳するのも、記者が言い訳するのも嫌だった。

みんなで、成長していこう。
ジ−コは私たちを一段階上に連れていってくれる監督だと私は思う。

自由と自己責任。
それが定着する頃には、きっといいチームになるだろう。

私だって、与太話とはいえど自分の書いてることには責任持ってるんだしね、
あくまで「今この瞬間私はこう思う!」だけど、ま、好き勝手言ってるかわりに。

ドイツ目指してがんばろう。



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