2001年05月26日(土)
 『ひまわり』 TUBE (雑記/××大発生)

まぶしい陽射しに9時過ぎに目覚め、たらたらしている
内に二度寝。。。この二度目が本当に熟睡で
「帰るよ・・・」と新婦に揺り起こされ超ボケボケにお目覚め。

何げに朝刊をみると、お、今地上波でマリナーズ戦、
生じゃないっすか!イチローイチローとテレビを付けると
帰ろうとしていた新郎、これは少し気になる様子。
しばらくテレビを観ながら歓談。

何のお構いもせず、きららは新品のサンダルを貰い
(新婦には少々きつかったので貰った☆ラッキー!)
ベランダからお見送り。

14奪三振!?ノモノモ(野茂くんのきららの呼称)すげー
と他球場の経過にもわくわくしつつ、助っ人と野球観戦。
いい天気の休日。
ベランダも壁側の出窓も開け放ち、昨日のひまわりは
その出窓で気持ちよさそうに揺れていた。

昨日も窓を開けていたけれど、昨日は揺れていなかった。

・・・ってなことは、この時は考えてもいなかった。
それは昨日はほぼ無風で、今日は風が吹いているということだ。

テレビはお昼のニュースで中断し、さて、新聞でもみるか
なんて思ったその時、"ゴト"という鈍い、だけど響く音、
みれば床は水浸し(フローリングでよかった)

きゃーーーっ かっ 花瓶がーーー花瓶が落ちたーーー!!!

慌てて花瓶を起こしひまわりの茎を掴んだところまでは
まだよかった。本当のパニックはここからだった。

・・・床の水の中にうごめく黄緑色の何かがいる・・・
そして気が付けば私が手に持ったひまわりの束の葉っぱにも
わしゃわしゃと・・・


虫!?


その時きららは呆然と固まっていた。

いやーーーーーっ
苦手なの、虫、苦手なの、でも君たちが存在することは
決して否定しない。だから、私の家には来ないで欲しいの!!!

そしてこの時、助っ人は、まさに「助っ人」であった。
野山を駆けて育ったらしい相棒(助っ人から昇格)は
呆然としているきららを余所に、実に実に冷静で
なんとかっこよく頼もしく光り輝いてみえたことか!

そして、てきぱき「雑巾は?」等々の指示を出しつつ
ぼそりとつぶやいた。

「なんだ、カマキリじゃん」

ななな、カマキリ!?うち、


カマキリ大発生!?



「タマゴ付いてて孵ったんだろうなぁ」

・・・は・な・や〜〜〜
タマゴ付いてないか位、確認しろよ〜〜〜
今まで何度となく花を飾ってきたけれどこんなの初めてだよ。
っていうか普通あんまり体験しないだろ!?

その後もやっぱり呆然と濡れた物を拭いてるような
そうでもないような状態のきららを余所に
相棒は新聞紙を使い床やら壁やら天井やらの
私のカマキリのイメージには程遠いちっちゃなカマキリ達を
捕獲しては外に追い出してくれていて

相棒の言うことには、カマキリはいい虫らしい。
風通しのいい日なたを好み害虫を食べてくれるという。
確かにコイツら、全くもって堂々としている。
ちっちゃいなりにも

「俺はカマキリだ」

っちゅう、なんてんでしょ、威厳?そんなもんを感じる。

おかげでぐるりと見回しても全く姿のみえない今現在
もしかしてどこかに潜んでるんじゃないか!?
なんて不安は全く感じない。

カマキリは逃げも隠れもしないのだ。
あんたバカ!?と思うほどに。

・・・カマキリって、かっこいいかも・・・。

大発生におびえつつ、何故か私はすっかりカマキリが
気に入っていた。カマキリは正義の虫だ。

でも家には入ってこないで下さい〜〜〜。

そうして気が付けば野球中継は終わっていた。
佐々木の登板があったのかなかったのかさえ判らないまま・・・


『ひまわり』三部作、この日のお話なのだけど
長くなりすぎちゃうから明日の日付へ続く。



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