日々の泡・あるいは魚の寝言

2000年12月19日(火) 腰痛

わたしじゃないです。
猫が腰痛なんです…。

先週の東京旅行から帰ってきた日、二匹の猫のようすが変でした。
とくに、ペルシャが変でした。
9才のペルシャは、わたしをお迎えにも来ずに、なんとなく上目遣いにこっちを見て、物陰にすうっと隠れてしまったのです。
一方、1才の縞三毛は、おそろしく艶のなくなった毛並みを逆立てて、こっちに走ってきました。で、うれしいしっぽ(しっぽの付け根だけをふくらませて、先は細くしたまんまの状態。三角形に見える)になったまま、わたしのそばに張り付いて、三十分くらい、元のしっぽにもどりませんでした。

まあ、そのときは、ペルシャは何日も留守番させられて、すねたんだろうと思ったし、わたしはむしろ、縞三毛のぼさぼさになった毛並みが心配で、こりゃさみしさと不安で病気にしたかと、なでまわしたりしていたのです。
で、縞三毛の方は、なでているうちに、元通りの毛つやにもどって、それでまたわたしを感動させたのですが、問題はペルシャでした。
翌朝、ふと、彼女が歩くところを見ると、後ろ足を引きずっているのです。
そうして、物陰へ物陰へと、もぐってゆきます。食欲もありません。

げげ。
あれは一昨年のことだったか、ペルシャは、お尻の分泌物をだす線がつまってしまって、はれあがり、病院通いをしたことがありました。
あれの再発だろうかと思いましたが、年のため、留守番をたのんだ家族に、なにか猫に事故がなかったかどうか、きいてみました。なにもなかったと家族はもうします。ただ縞三毛が一度あまりにも夜中に騒いでうるさかったので、小さなクッションをぶつけた!!! とひどいことを懺悔しました。
…そのショックで、縞三毛は毛の艶があせたのでしょうか? まるで継母にいじめられる、シンデレラ姫のようではありませんか?<ちょっと違うけど

それはさておき、ペルシャです。
今日までようすをみていたのですが、治らないようなので、かかりつけの病院につれていきました。長崎名物眼鏡橋のそばの、Kという獣医さんです。タクシーで千円かかる距離ですが、その先生が長崎一の名医だとわたしは信じているので、もう十年もそちらの病院にかかっています。

で。診察の結果でた結論が、腰痛だったのでした。
なにかのはずみで、腰をひねったのだろうということでした。
猫は、首筋に、消炎剤ともうひとつなにかの注射をされて、ぎゃあぎゃあ鳴きながら、おうちにかえってきました。
そうそう。赤外線治療器もあてられたんですよ。びっくり。
ペット用赤外線治療器などというものも、あるんですね。あたりまえといえばあたりまえのことなんですけど、少し笑えました。だって、整骨院に通っているお年寄りみたいなんだもん。
ペルシャは、薬がばっちり効いたのか、さっき、わしわし猫缶を食べていました。

…あ、今日は風邪薬を飲んでるもんで、さっきから眠くてしょうがない。
でも、もう一言。
病院から帰ってきたあと、ほっとして軽くなった心で、街をふらつき、なにげなくはいったホームセンターで、黄色いシクラメンを見ました。
テレビで紹介されているのは見たことあったけど、実物を見るのははじめて。
黄色というより、オフホワイトという感じの色ですが、白いシクラメンと並べると、たしかに黄色いな、と思わせる色でした。

それにしても。
猫が病気してるかも、と思ったときの、あのなんとも胸の傷がじくじくするような、不安な気持ちは、なれるということがありませんね。
とりあえず、お医者さんの見立てどおり、腰痛という線が濃厚みたいなので、安心している村山なのでした。
猫が病気するくらいなら、自分が寝込んだ方がいいって、たいていの飼い主さんは思っていると思いますね☆ 人間の方が医療費も安いし(^^;)。


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chayka [HOMEPAGE]