CORKSCREW Diaries(米国編) |
日付は変わって一日仕事の日。 僕の役目は、シンポジウムのカメラマンと言うことで、 デジカメ、銀塩カメラ共に会場の風景を撮影。 特に会場の設営風景は次回の資料になることもあり、責任は大変重大だ。 もし撮れてなかったらどうしよう・・・と言うことを考えると怖い。 設営から夜のレセプションまで、もう休む暇などほとんどないぐらい働き続ける。 カメラマンというのはかなり神経を遣うものだ。 こんなに神経遣うとは思わなかった。 あちらこちらの所長だの教授だの総長だのを撮影して、緊張することこの上無し。 勿論のこと講演を聴くような余裕は無し。 もう少し聴いてみたかったなあとは思う。 経済学のシンポジウムだったこともあり、 なんだか観客は年輩の男性ばかりで、後ろから禿頭がよく見えた。 うーん、一体何やっていたかがよくわからんね。 とりあえず朝食は表参道の駅の地下のVIDE FRANCEでパンを買って食べた、 美味しかった。(店自体は梅田にもあるけどねえ) 昼はなんか社員食堂で食べた。 夜はレセプションで残った食事を頂く。 さすがに5000円の予算の料理は素晴らしい。 一本4500円のワインなんてもう! 涙が出るほど美味しかった。 そして打ち上げに何故か僕もつき合うことになり、 六本木のアビーロードなる店に行ってライブを聴く。 当然の事ながらこの店はビートルズ関連の店で、 バンドがビートルズのカバー・・・と言うかコピーを演奏していたのだが、 これまたすごく上手かった。 こういう所で聴く演奏にしては恐ろしく上手い。さすがだった。 そう言うところが東京の東京たるゆえんなのかも知れない。 「局長と一緒に打ち上げよ」とかとか言う話を聞いて行ったのだが、 局長って誰やねん! とか思って行ったら事務局長のことだった。 我々のトップのお人である。 なんて言うかまあ、偉い人とお話しするのも大変だねえ。 その後にまた高そうなお店に行って水割りを飲んで帰った。 局長は酔っぱらっていい気分でおったようで、さかんに僕の名前を呼んでいたが、 覚えてるのかなあ。 たぶん忘れているに違いないと思われる。 しかしなんか官僚っていうのもなんだかね、と言う感じだったね。 六本木の高そうな店で飲む機会なんてもうこれからそうそう無いと思われる。 なかなか局長の唄ったプレスリーは良かったので、それだけでも収穫かもね。 それにしても10月以降、なんだか一気に世界が変わってきたような気がする。 何てったって今までは病院長も総長も事務部長も事務局長も誰一人ほとんど見たこと無かったもんなあ。 やっぱりシステムに次第に組み込まれつつある。 やだやだ。 |