CORKSCREW Diaries(米国編) |
春告げ鳥の慟哭を口笛で真似てみたんです。 ひねもす塗り固めた緑青で手を汚しました。 未来を推し量ることでしか、前に進めないのです。 あなたを汚すのならいっそ死んだ方がましなのです。 ハートバザール「共鳴」 ハートバザールの詩は相変わらずいいと思う。 こんな詩ばかりが心に響いてしまっているのが、 現状の僕の状態だったりする。 3年ぶりに体重が58キロ台に戻った。 体脂肪率は11.1%になった。 目標は一桁。 3年前の僕は、プータローで、時給のいい肉体労働ばかりやっていた。 朝9時から5時まで発掘現場で働き、夕方6時から10時まで運送会社で荷物運びをやっていたことなんかもあった。 1日の収入13000円。無茶だった。 あの頃は、働けば働くほど、体重が落ちていったなあと思う。 何も考えたくないからひたすら僕は泳いだ。 泳げば泳いだだけ、夜は疲れてぐっすり眠れるだろう。 一度眠ってしまえば、苦しむのは夢の中だけでいいのだ。 何かに全力を傾けていれば、 確かにいろいろなものから逃げられるかもしれない。 普段は多少力を抜く仕事、それすらも、全力でやった。 一日中全てのことに完全に集中して行うことなんて出来ない。 仕事において力を抜くというのは、決して悪いことじゃなくって、 力を抜けることは力を抜いて、 集中しなければならないところは集中して、 当たらなければならないって事。 全部を100の力でやっていたら、 いつかは倒れてしまうだろうから。 泳ぐことを覚えてから、 確かにまた僕は変われたと思っている。 何も考えずに泳ぐことが、 こんなに色んなことを忘れさせてくれるとは、思わなかった。 このまま何も食べずにいたら、 もっと体脂肪率も体重も落ちていくんだろうか、 なんて事を思った。 それもいいのかもしれない。 ダイエットだなんだなんて、人はよく言うけれども、 そんなの何とでもなるなあと、思った。 体重なんて、悩んで考え込んで食欲無くなってそんで、 泳ぎにでも行っていろんなことを忘れ去ろうとしてりゃあ、 体重なんて、一瞬で落ちる。 |