CORKSCREW Diaries(米国編) |
と言うことを知った。いや、知ってしまったのはちょうど一年前の出来事。 そんなことは当たり前のこと。 そんなことはずっと判っていたはずなのに、 気付かないふりをしていたのは僕だった。 一年も経つと、色んな事が変わって、 色んなこともあって、 今は割合と平穏無事に過ごせている。 内面を深く抉り込むような日記を何度も書いた。 けれどもそれは却って自分自身の傷を深く掘り下げるだけだった。 結局気付いたのは、自分は自分を傷つけずには生きていけないこと。 この日記を本格的にリセットして再開させたのは 昨年5月からであり、まあ時として10日ぐらいは間隔が空くような事はあっても、 それ以来、僕は日記というものを書くことによって、 自分を表現しようとしている。 それはいいことなのか、無駄なことなのか、所詮は只の自己満足なのか、 今に至っても、よく分からない。 もし人から聞かれたなのならば、 「当然素晴らしいことだ」と僕は即答するだろうが、 こと自分に関しては、そんなことを思う気にすらなれない。 なるほどそうか、所詮はそのようなものかと、 そう思いつつ、 僕は本来の醒めた人間であることを再び思い出した。 妹には、冷たいとか罵られるが、 たぶんこれが僕本来の姿。 熱い事を平気で書ける僕も、勿論本当の僕の姿でもあるが。 でも本当に僕はすっかり醒め切ってしまった。 春の世の夢から。 あれは幻だった。 夏の恋も幻だった。 残ったものは何だろう… 永久未来続くものなどありはしない。 そんなものを信じる気にもなれない。 そんなことを学んだ。 冷酷と言われようがそんなことは知ったことではない。 救い様が無いかもしれないがそれも仕方が無い。 全ては幻。 春の夜の夢。 |