CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年05月03日(金) 永久未来続くものなどあるはずはないから・・・


と言うことを知った。いや、知ってしまったのはちょうど一年前の出来事。
そんなことは当たり前のこと。
そんなことはずっと判っていたはずなのに、
気付かないふりをしていたのは僕だった。

一年も経つと、色んな事が変わって、
色んなこともあって、
今は割合と平穏無事に過ごせている。
内面を深く抉り込むような日記を何度も書いた。
けれどもそれは却って自分自身の傷を深く掘り下げるだけだった。
結局気付いたのは、自分は自分を傷つけずには生きていけないこと。


この日記を本格的にリセットして再開させたのは
昨年5月からであり、まあ時として10日ぐらいは間隔が空くような事はあっても、
それ以来、僕は日記というものを書くことによって、
自分を表現しようとしている。
それはいいことなのか、無駄なことなのか、所詮は只の自己満足なのか、
今に至っても、よく分からない。
もし人から聞かれたなのならば、
「当然素晴らしいことだ」と僕は即答するだろうが、
こと自分に関しては、そんなことを思う気にすらなれない。


なるほどそうか、所詮はそのようなものかと、
そう思いつつ、
僕は本来の醒めた人間であることを再び思い出した。
妹には、冷たいとか罵られるが、
たぶんこれが僕本来の姿。
熱い事を平気で書ける僕も、勿論本当の僕の姿でもあるが。


でも本当に僕はすっかり醒め切ってしまった。
春の世の夢から。
あれは幻だった。
夏の恋も幻だった。
残ったものは何だろう…


永久未来続くものなどありはしない。
そんなものを信じる気にもなれない。
そんなことを学んだ。
冷酷と言われようがそんなことは知ったことではない。
救い様が無いかもしれないがそれも仕方が無い。
全ては幻。
春の夜の夢。





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