CORKSCREW Diaries(米国編) |
「銀のロマンティック・・・わはは」 川原泉 白泉社刊 川原泉教授がこの作品を書いてからもう10年以上経つ。 フィギュアスケートのペアの競技をモチーフにして書かれたこの作品、 例によってこの作品を読むだけで、 フィギュアスケートの知識があらかた分かってしまうと言う情報の一杯つまった作品だ。 僕がこの作品を読んだのも実はリアルタイムじゃなかったりするんだけど、 その時から書いてた。 「日本のフィギュアスケートのペアはいない、 今からでも始めたら日本代表にはなれる。 オリンピックで金メダルが取れる訳ではないが」 とにかくこんなことを書いていたと思う。 それを読んで僕はふ〜ん、って思いながら、 実際その後に行われた長野五輪にも、 フィギュアのペアは日本から出場していなかった。 ソルトレークでも然り。 カナダの選手であんだけ有名になったペアの競技だが、 日本での認知度はとにかく低い。 その事実に愕然とした。 10年経っても日本のフィギュアスケートのペアは選手がいない。 川原泉が書いた事実は今日ですら変わっていないのだ。 「そんなに少ないのならやってやろうじゃん」 って考えるようなケッタイな人はいないってことなのかなあ。 「動物のお医者さん」読んで獣医学部には入ろうとするくせにィ・ なんてちょっと思ってしまったのであった。 何はともあれ川原泉はやっぱり天才だって思ってしまう。 早く新作書いて下さい。 頼むから。 |