CORKSCREW Diaries(米国編) |
僕は旅をしてきた。 今回もかけがえのない旅だった。 若いうちは、リゾートで休養するのもいいけど、 自分の経験値を上げていくような旅がしたい。 それは例え艱難辛苦を極めたとしても、 きっと僕の将来にプラスになるはず。 今回の旅も、 王侯貴族の如くガイドと車をチャーターして回った二日間よりも、 モトバイ(バイクタクシー)の後ろに二人乗りして、 5時間も炎天下の下泥だらけになりながら、 ジャングルの中の遺跡「ベンメリア」まで行った 最終日の方が心に残っている。 セイン・・・モトバイの運転手の名前だ。 22歳。若い。 体力がなくてもう大変だったけれども、 それでもなんとか楽しい旅が出来たのは彼のおかげだ。 彼の運転は安全だった。 むやみにスピードも出さない。 そして英語も上手い。抜群に上手い。 彼の英語はわかりやすかった。 真面目な好青年だった。 もっともっと彼とも話したかったけど、 僕には残念ながら時間がなかった。 旅の日の出会いは一期一会。 チャンスを逃したら二度とめぐりえない。 次は二度と会えない可能性の方が高い。 だから出会いは出来るだけ大切にしたい。 僕はまたセインと会って話がしたいと思う。 彼とはきっといい友人になれるだろう。 友達になるのに、年齢も目の色も肌の色も国籍もコトバも、そんなもの全然必要じゃない。 大事なのは気持ち。 友達になりたいと言う気持ち。 この気持ちを忘れないうちに、また僕は旅に出ようと思う。 |