CORKSCREW Diaries(米国編) |
昔から僕は自分自身が嫌いだった。 死にそうなくらい嫌いだった。 だけれども死を選ぶことすら出来なかった。 そんな臆病な自分も僕は嫌いだった。 僕は自分を憎んでいた。 殺したくなるほど憎んでいた。 だけど殺すことは出来なかった。 やっぱり多少たりとも自分が可愛いんだろう。 そんな中途半端な自分を憎んでいた。 自分の顔が嫌いだった。 鏡に映ったカオを覗き込んで、 「気持ち悪い」と思ったのは4歳の時のことだった。 見るたびに吐き気がした。 当然女の子にももてなかった。 だけどどうすることも出来なかった。 僕は自分自身を愛することが出来なかった。 これだけ嫌いな自分自身を誰が愛することなんて出来るだろう? 自分を愛することが出来ない僕が、人を愛することなんて出来る? ・・・出来ない。出来るはずがない。 人を愛することは、それだけでエゴイスティック。 相手を縛り、自分を縛ること。 そこにあるのは大いなる矛盾。 永遠に越えることのない矛盾。 そんなエゴイスティックな自分を、僕は許すことなど出来ない。 僕は自分を愛せない。 そんな僕が他人を愛することなんて出来るわけない。 これは僕にとって永遠のテーマ。 答えなんて出るはずもない。 そうやって今までずっと過ごしてきた。 昔別の場所で書いたものをリプライズしてみる。 本当は続きがあったのだが、今はそれは必要ない部分だ。 今も僕は自分を嫌いかと言われると、それ程では無いかもしれない。 僕は自分は嫌いでも、自分が創作したものは愛している。 それなりにね。 それがたとえどうしようもないものであって、 叩かれまくるようなものであってもね。 そう、だけどやっぱり僕は時々自分嫌いの虫が蠢きだして、 止まんなくなってしまったり。 なんか自分に自信が持てたり、持てなかったりして。 三歩進んだと思ったら、また戻って。 そんでも着実に前進してるんかな。 それとも変わってねえんだろうか。 「何回転んだっていいさ 擦り剥いた傷をちゃんと見るんだ 真紅の血が輝いて "君は生きてる" と教えてる」ってバンプは唄ってる。 そうだよな、って思うんだけど、自分に当てはめんのは難しいよね。 あ〜自分をがんじがらめに縛ってるものが解けんのは、一体何時なんだろう。 本当に、ハートに包帯巻いてンのは、実は僕の方かも知んない。 Can I get all and love all ? But maybe I can't. Because I can't love myself now. title from 「RA」 |