CORKSCREW Diaries(米国編)
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2001年12月10日(月) ハートに包帯巻いてンのは実は僕の方かもしんない


昔から僕は自分自身が嫌いだった。
死にそうなくらい嫌いだった。
だけれども死を選ぶことすら出来なかった。
そんな臆病な自分も僕は嫌いだった。

僕は自分を憎んでいた。
殺したくなるほど憎んでいた。
だけど殺すことは出来なかった。
やっぱり多少たりとも自分が可愛いんだろう。
そんな中途半端な自分を憎んでいた。

自分の顔が嫌いだった。
鏡に映ったカオを覗き込んで、
「気持ち悪い」と思ったのは4歳の時のことだった。
見るたびに吐き気がした。
当然女の子にももてなかった。
だけどどうすることも出来なかった。

僕は自分自身を愛することが出来なかった。
これだけ嫌いな自分自身を誰が愛することなんて出来るだろう?
自分を愛することが出来ない僕が、人を愛することなんて出来る?
・・・出来ない。出来るはずがない。
人を愛することは、それだけでエゴイスティック。
相手を縛り、自分を縛ること。
そこにあるのは大いなる矛盾。
永遠に越えることのない矛盾。
そんなエゴイスティックな自分を、僕は許すことなど出来ない。

僕は自分を愛せない。
そんな僕が他人を愛することなんて出来るわけない。
これは僕にとって永遠のテーマ。
答えなんて出るはずもない。
そうやって今までずっと過ごしてきた。



昔別の場所で書いたものをリプライズしてみる。
本当は続きがあったのだが、今はそれは必要ない部分だ。
今も僕は自分を嫌いかと言われると、それ程では無いかもしれない。
僕は自分は嫌いでも、自分が創作したものは愛している。
それなりにね。
それがたとえどうしようもないものであって、
叩かれまくるようなものであってもね。

そう、だけどやっぱり僕は時々自分嫌いの虫が蠢きだして、
止まんなくなってしまったり。
なんか自分に自信が持てたり、持てなかったりして。
三歩進んだと思ったら、また戻って。
そんでも着実に前進してるんかな。
それとも変わってねえんだろうか。
「何回転んだっていいさ 擦り剥いた傷をちゃんと見るんだ
 真紅の血が輝いて "君は生きてる" と教えてる」ってバンプは唄ってる。
そうだよな、って思うんだけど、自分に当てはめんのは難しいよね。
あ〜自分をがんじがらめに縛ってるものが解けんのは、一体何時なんだろう。
本当に、ハートに包帯巻いてンのは、実は僕の方かも知んない。
Can I get all and love all ?
But maybe I can't. Because I can't love myself now.
title from 「RA」








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