ファゴ吹きの日記
ファゴ吹きの日記

2004年10月17日(日) 演奏会

新楽団での、初めての定演です。
まともに通したのが数回という、私自身の完成度が著しく低い状態での本番で、かなり胃が痛くなりました。
ソロのプレッシャーとかというよりも、純粋に全般的に余裕が持てない辛さというか……。ソロもアルカラだったからかなりきついのも確かだったんですけど……。
しかも練習でもうまくいかなかった、E.HとOBとのあわせも最後の最後までどうなるかわからない状況で、ゲネプロの時には、なんとE.Hの音程がより低くなって半音もずれがあるし!
ああ、もうどうしよぉぉぉ、とかなりパニック。
でも仲間達の暖かい言葉や態度で、気分的にもかなりほぐれました。
仲間ってありがたい。

で、本番。
前半はチラホラとちょっとしたソロがあったものの、無難に(というか単にほとんど吹いていなかった状態)で終了。
で休憩に入り、後半戦。もう冷や汗でまくり。こんな緊張、数年ぶりです。
ひゃぁぁぁぁ、という状態の時、事件は勃発していたのでした。

……なんとオーボエが故障して、音が出なくなっていたのです。(しかも演奏中に発覚していた)

ご本人もパニックで、周りも、当然手も足も出せない私もパニックで、どうしようどうしようと楽屋は騒然。

そしたらどこからか「オーボエ吹ける人が聞きには来ているけどねぇ……」との声が。

そうだ、オーボエとファゴット生徒達に「勉強になるから」と演奏会へ来させていたのだ。その上、このあとそのまま旧楽団へ練習に直行になるから楽器を持参させていたのだ!

そんなことを思いつき、会場から生徒を呼び出し、楽器を奪取して急場をしのぐ。
いやはや持つべきものは、顧問に素直に従う生徒だねぇ(何か違う)

そんなこんなのパニックの中、後半がはじまり、なんとかE.Hもアルカラも無事(??)にクリア。
団員一丸となって暖かい演奏会になれたと思いました。
こんなに演奏会で楽しんで、そして感激したの初めてです。


さて、興奮冷めやらぬ中、打ち上げを泣く泣く辞退し、旧楽団の練習へ……。
辛い……。


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