支店長の日記(戯言)
DiaryINDEXpastwill


2008年02月11日(月) 『景気判断用語』

先週あたりが大手企業の決算発表(4〜12月期)のピークでした。どの企業も中間期見通しより原油高、円高の煽りで、不透明感があり、19年度の見通しはかなり慎重です。大手は好況といいつつも、庶民の私には好況の実感が湧きません。しかし、ドンペリで作った高級ケーキが売れたり、大型連休時のお出かけが活発しているところを見ると好況かもしれません。内閣府が毎月10日以降に発表する「月例経済報告」には不可解きわまる用語多用に気付きませんか?内容を見ると「足踏み」だの「横ばい」だのと、一般の人には意味不明の言葉ばかりです。じつはここで使われている景気判断用語には一定の法則に基づき官僚さんなりに景気の動向を表現しているようです。動向に変動が無い場合は「足踏み」「横ばい」が使われます。 「足踏み」の方が「横ばい」よりも、やや好況というニュアンスで。景気が上向いてくると「強含み」となり、さらによくなると「回復」、もっとよくなると「拡大」です。一方、景気が悪くなると「減速」という言葉が使われ、悪化するにつれ「弱含み(停滞)」 → 「低迷」 → 「調整局面」となります。 「調整局面」とは最悪を示すようです。 また、これらの言葉の前に“ゆるやか”、 “おおむね”、“やや”という副詞を付けるから厄介です。もっと明快な表現をお願いしたい。


↑「感謝・感謝!!」エンピツ投票ボタン
My追加


中年FP |MAILHomePage

My追加