当然のコトながら、
記念にこの新聞を買って帰るわけです。

表彰式会場に向かい、
新聞売り場へと直行いたしました。


　「１部下さい。」

　「１００円です。」

　「（￣□￣；）！！」


いやいや。

いくら貧乏人とはいえ、
１００円に驚いたわけではございませんよ。


小銭がナイのです。

新聞は１部100円なのに、
諭吉さんしかナイ。

　・・・なんてコトだ（苦笑）

諭吉さんのオツリなど、
その場にあるハズがありません。


しかしながら。


御先輩に対し奉りて、

　「１００円貸して下さい。」

などとは言えない。

　「コイツ、新聞代すらナイほど貧乏なんだぜ？」

などと言われるのが、
オチであります。

後輩に、
ジュース代の不足分（10円）を恵んでもらった（汗）
それ以来の屈辱になど、
耐えられるハズありません。


ところが。

その様子を見ていた１人のお婆ちゃんが、
突然の行動に出ます。

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　「（￣□￣；）！！」

　「良いから良いから。」
　「（￣□￣；）！！」


お婆ちゃんの温かさに触れ、
感謝の気持ちで一杯になると同時に。

鬼のクビを取ったような、
先輩の顔が目に浮かびます・・・