実家に戻るなり、
御母上からとある新聞記事を見せられた。

　「ほら。」
　「鎌倉の家が云々・・・」

　「・・・ほぉ。」


日本各地の古都と同様に、
古都鎌倉には「景観重要建築物」なんてモノがあり、
昔ながらの景観を残して行こうとしている。

２十数件ほどの建物が、
鎌倉市からこの「景観重要建築物」に指定されているらしい。


んで。

その中に石けん婆の家が指定されたって話が、
冒頭の記事だ。


指定までの道のりは、
そりゃ大変だったらしい。

家の図面を探し出し、
屋根裏に上がれるのはドコか天井を突付いて回り、
ハチの巣を突付いたような大騒ぎ。←だから突付いたのは天井だって

ようやっと指定にこぎつけた御叔父上は、
店の脇に備え付けられた指定の看板にご満悦らしい。

　・・・婆家は土産モノ屋してます。

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そのご利益よりも、
古都の姿を護るために背負った責務ってモノの方が、
重たいもんなぁ。

後に続く（であろう）後継ぎにとっては、
キツイコトだと思うのだが。


とはいえ名誉なこと。

最近落ちてる売上の回復に、
少しでも役立つと良いのですがね・・・（願）



というわけで。

お仕事ついでに実家逃亡中。
戻りは５日の予定。