2003年02月18日(火)
食前のお祈りは乞食の始まり?
オヤジが厳しい御方だったせいか、 メシを喰う前には、
いただきます。
と、いつでもドコでもやっちまいます。
食堂で一人メシを喰うとき。 はたまた、 部室の前でコンビニ弁当を広げるとき。
いただきます。
と独り言のように言っては、 通りがかりの御方に不審がられるわけですが。
・・・悪いコトはしてないよねぇ?(汗)
このいただきますのご挨拶は、 いつごろから定着したものなのでしょうか。
例えばキリスト教における「食前のお祈り」とか、 いくつか似たような行為はあるわけですが、 日本の「いただきます」は、 やはり中国由来の言葉なのでしょうか。
とにもかくにも、
イタダキマスぐらい言ってから喰えやっ!!
などとガキどもにメクジラを立てちまう石けんは、 やはりガキか・・・ はたまたオヤジか・・・
さてさて。
先輩Sさんにお聞きしたコトによると、 「いただきます」以外の挨拶をする習慣がある国も、 あるそうでして。
先輩Sさんのお友達が、 ベルギーにいらっしゃったコトがあるらしい。
「郷に入っては郷に従え」とばかりに話を聞くと、 こんな挨拶があるっていうではないか。
良いお食事を!
どうもコイツは、 メシを喰ってる(喰おうとしている)御方に対して贈る言葉らしく、 「楽しくお食事の時間をすごしてね♪」とか、 「美味しいお食事を召し上がって来てね♪」などという意味なのだとか。
その友人も、 その習慣に早く馴染もうと、
良いお食事を!
良いお食事を!
良いお食事を!
と、熱心にご挨拶奉ったそうだ。
一方・・・
確かに「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、 逆に持ち込んだ郷に興味を持つ連中も存在するわけでして。
この友人も、 ステイ先の御方々に日本語を教えて差し上げたそうです。 「良いお食事を!」に代わる、 日本の食事における代表的な挨拶を。
いただきます!
Oh, イタダキマス?
イタダキマス! イタダキマス! イタダキマス!
彼らもまた熱心に、 食事の挨拶を覚えたのだ。
数日後のコト、 この御友人は街にいた。
少し小腹がすいたため、 道路わきで売っていたクレープを買うコトにする。
美味いな・・・
彼はクレープを頬張りながら先へ進むと、 前から現れたのは、 非常に仲良くなったベルギーのお友達ではないか。
Hi!
ごキゲン伺いの軽い挨拶を贈る彼。 そんな彼に対して、
たまに押して下さると元気出します。↑
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