年を召しても元気な御方というのは、
とてもステキだ。


我が爺ちゃんも元気がありすぎて困る方だとは思うが、
そういった類の元気という種類とは、
ちょっと違う元気と申しましょうか・・・。

運動教室に出掛けたり、
社交ダンスを習ったり、
なかなかにアクティブなお爺ちゃん。




昨日のコト。

そんなお爺ちゃん方を案内するお仕事を仰せつかって、
接待稼業をしておりました。

お茶を運べば、


　そんなコトしていただかなくて結構ですから！

　気を遣わないで下さいよ！


・・・お客さまにお茶ぐらいお出しさせて下さいませ（涙）



足代をお渡しすれば、


　何をおっしゃる、勿体ない！

　歩いて来られるんですから！


・・・歩いちゃったら人体実験できないんだってば（涙）

こんな調子でございまして、
それはそれはお若い御方々でいらっしゃる。



しかしながら、
いくら元気とは言えやはり高齢者は高齢者でございます。

いきなり転んでしまったりしないか、
いきなり倒れてしまったりしないか、
気を配りながらの行程です。


するとこんな会話が始まりました。





　いやぁ、最近は過ごしやすくなったねぇ。

・・・確かに今日は涼しいかも。


　みんなが「高齢者高齢者」って大事に扱ってくれるから、
　昔と比べりゃぁ、だいぶ住みやすくなりましたよ。

・・・あ、そう言う意味だったのか。


　そうだねぇ。
　私たち年寄りを扱うよりも、あれ、アッチの方が扱いは難しいよね。

・・・なんだなんだ？



























　あれ、あれ、ダンスクラブの女性！

　（￣□￣；）！！


　んだなぁ。
　女性ってのは難しいねぇ。

　順番に公平にパートナーにならないと、
　ホント機嫌悪くなるモンなぁ。

　「お願いします」って言ってくるヒトは良いんだけど、
　待ってる子は難しいよなぁ。

　「お願いします」って頼まれればイヤとは言えないけれど、
　そうすると待ってるヒトに声をかける時間が無くなっちゃうさぁ。

　そうそう！


・・・アッチの方も元気なのか（滝汗）




このお爺ちゃん方によれば、
最高のボケ防止法は、


　自分の嫁さんに「メシ」「風呂」「寝る」以外の言葉を言う

　女性をひたすらホメ千切る


なんてコトらしい・・・（汗）























　色ボケが一番のボケ防止だよなぁ！

　ですなぁ！

　わっはっはっはっは！


タクシーの中にこだましたお爺ちゃん方の声。

彼らは当然、
看護婦さんのチェックも怠らなかったそうな（苦笑）