つれづれのーと...mizuki

 

 

IRL - 2006年03月27日(月)

開幕しました。

アメリカ・マイアミ州 ホームステッド−マイアミ・スピードウェイ。
TOYOTA・INDY300mile
日本時間3月27日未明にスタートしたファイナルレースは、22台中完走10台
と、開幕戦から過酷なレースとなりました。

序盤からマシントラブル、単独クラッシュが発生し、数度のイエローコーションと
なるがあまり大きな順位の変動は見られず、上位陣はほぼ固定された状態。
目立ったバトルも特になし、やや淡々としたレース展開が続きました。

170周目リスタート後、ハータがクラッシュ、再びイエローに。
178周目リスタート。
上位陣の順位争いはここから熾烈を極めます。
トップを走るカストロネベスと追いかけるウェルドン。
サイド・バイ・サイドを繰り返すも追い越せません。3位以下のマシンがすぐ後ろ
まで迫ってきたため、いったんカストロネベスの後ろに入ります。
これが功を奏したのか、2位のウェルドンと3位のホーニッシュJr.以降の差が開き、
ここからはウェルドンとカストロネベスの一騎打ちに。
残り1周までカストロネベスの後ろにぴったりとつけます。
虎視眈々とはこういうことを言うんでしょうねぇ。
バックストレッチでアウトに振り、サイド・バイ・サイド、そのままターン3、
ターン4を通過。
フィニッシュは本当にノーズの差でアウトから攻めたウェルドンが制しました。
その差0.0147秒。

アンドレッティ・グリーン・レーシングからターゲット・チップ・ガナッシ・レー
シングに移籍したウェルドン。
昨シーズン王者の実力はマシンが変わっても不変のようです。


さて、開幕戦であるこのレースで不幸な出来事が起こりました。
決勝前のファイナルプラクティスでレイホール−レターマン・レーシングのポール・
ダナがクラッシュしたエド・カーペンターのマシンに衝突、命を落としました。
享年30歳。

ファイナルプラクティス開始後2周目のこと。
カーペンターが外壁にクラッシュし、コースのイン側に向かってマシンが降りて
来たところにダナのマシンが衝突。ダナのマシンは宙を1回転し、数十メートル
滑った後、停止しました。
昨季、IRLデビューを果たしたダナ、怪我に泣いた1年を耐えて、新たなスタート
を切ったばかりの不幸な事故、そして早すぎる死でした。
決勝スタート前、ダナに黙祷が捧げられました。
ポール・ダナのご冥福をお祈りします。


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