宇佐美彰朗の雑記帳

2005年01月04日(火) 「2005年第81回箱根駅伝」乗車観戦記。

「2005年第81回東京箱根間往復大学駅伝競走」を、40年振りに2日間に渡
って、じっくりと観戦しました。それも東海大学の卒業生の「車に乗り」、
直接、レースについて見てきました。というより、はじめて直接責任のな
い立場でレースを見たことになりました。

私自身が箱根駅伝にかかわりを持ったのは、ちょうど41年前、第40回大会
で初めて選手として、日本大学チームの第4区を走って以来ということに
なります。その時は日本大学チームが総合で準優勝して、翌年第41回大会
に第9区を受け持たされ、トップでもらい区間賞・区間新記録でアンカー
に繋ぎ、結局総合優勝でした。

この経験は、今年の東海大学の成績結果に似ているような気がしました。
それは昨年の第80回大会で、東海大学が総合で準優勝し、今年・第81回
大会では往路で完全優勝したケースに、何か共通するものがあるような気
がするのです。

駅伝などでの私の経験からいうと、「初優勝」というものは、あれよあれ
よといううちにタスキがつながれていくもののようです。あまり勢い込む
ことなく、「持てる力を出すだけでいいじゃないか!」といった状態が、
いい結果を出す「コツ」なのかも知れません。このことは、言葉で理解し
ていてもイザ本番となると、そうは簡単にはいかない。この「コツ」を選
手たちに適切に教えられたら、苦労はしないのですが!

私が箱根駅伝で「車に乗った」経験は、いくつかありました。まずマラソ
ン選手としてオリンピックを経験した後に初めて、その後も現役時代に何
回か「ラジオ放送(NHK)解説車」に乗車しましたし、母校・日本大学の
現場指導者として「日本大学のチーム監督車」に乗車、そして現役を退い
て以後は、「東海大学のチーム監督車」に乗車したのです。それは自分が
走るのとは違った、感動を味わうことになりました。


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