2005年07月17日(日) |
K:福岡 3連勝2位ターン 山形決勝ゴール(西スポ) |
2005年07月17日付 西日本スポーツ 福岡 3連勝2位ターン 山形決勝ゴール
後半ロスタイム、終了を告げる笛とほとんど同時に、福岡MF山形のシュートがゴールネットに吸い込まれた。正真正銘のラストプレーでの決勝ゴール。FW有光がDF中村がDF川島が…。ピッチに座りガッツポーズを決める山形に次々に覆いかぶさった。
11試合ぶりに先発し、今季2度目のフル出場で果たした大仕事。ヒーローインタビューでは得意のフレーズ「イエーイ」を連発し、今季最多の1万3069人の観客からの、地響きのような拍手に応えた。
3分のロスタイムは終わりに近づいていた。鳥栖の猛攻をしのいでFKを得ると、アレックスがけったロングボールを川島がヘディング。有光がそらして山形の足元に。「いつもならアリ(有光)が頭で競り勝てるとは思わないけど、今日はボールが来ると信じて走り込んだ」。GKシュナイダー潤之介の位置を確認すると、冷静に浮き球シュートを選択。「全員のあきらめない姿勢がゴールにつながったと思います」と胸を思いっきり突き出した。
今季初の3連勝。単独2位での折り返しに成功した。松田監督は「同点で終わったとしても、内容のあるゲームだとは思っていた。われわれにとっても、見ているサポーターにとっても素晴らしい試合になった」と笑顔いっぱいだ。
2003年に広島でJ1復帰を経験しているMF松下も「あのときの広島と雰囲気が似てきた」と確かな手応えを口にした。戦力もメンタル面も着実に整ってきた。悲願のJ1復帰へ、もう止まらない。 (森竜太郎) 【写真説明】【福岡―鳥栖】後半ロスタイム、決勝弾を決めた福岡MF山形
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