2002年06月25日(火) |
TM:広島 2−1 鳥栖/TM:新潟 0−2 柏 |
http://www.enjoy.ne.jp/~sanfrenews/20020626.html
6月25日 3−4−3は楽しい。ただ。
今日15時から、サガン鳥栖との練習試合が45分×2本+30分×1本の形で行われ、サンフレッチェが2−1で勝利しました。得点者は、久保と木村です。 サンフレッチェのメンバーは以下のとおりです。
●〜45分
−−−−−−−−−−−−久保−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大木−−−−−−−−−梅田−−−−−−
−−−−−−−−−−−−高橋−−−−−−−−−−−−
−−−沢田−−−−−−−森崎和−−−−−−駒野−−−
−−−−ビロング−−−トゥーリオ−−−川島−−−−−
−−−−−−−−−−−−尾崎−−−−−−−−−−−−
※30分 沢田→中村、森崎和→松下
●〜90分
−−−−−−−鳴尾−−−−−−−−−木村−−−−−−
−−−−−−−−−−−−藤本−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−中村−−−−−−−−−須田−−−−−−
−−−−−−−−−−−−松下−−−−−−−−−−−−
−−−服部−−−−井手口−−−八田−−−−河野−−−
−−−−−−−−−−−−尾崎−−−−−−−−−−−−
※74分 中村→山形 86分 鳴尾→茂木
●〜120分
−−−−−−−中山−−−−−−−−−茂木−−−−−−
−−−−−−−−−−−−山形−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高木−−−−−−−−−西村−−−−−−
−−−−−−−−−−−−李−−−−−−−−−−−−−
−−−佐田−−−−河野−−−−西島−−−−沖本−−−
−−−−−−−−−−−−林−−−−−−−−−−−−−
この鳥栖戦の目玉は、何と言っても3−4−3システム。ここのところ練習でも多用している3トップでどこまでできるか、が大きなポイントでした。 結論から言えば、このシステムは使えます。ただし、今日の試合があまりプレッシャーのない中で行われたことは、否めません。したがって、今日機能したからといって、即J1で通用する、とは断言できませんが。 しかし、「攻撃はスピードがあった。全体的な流れもよかった」とガジエフ監督が評価するように、ボールの流れによどみがない。バックラインのパス回しに不安定さを残すものの、森崎和のところにしっかりとボールがおさまれば、そこから多彩な攻撃が繰り出せます。 特に高橋の動きは秀逸でした。森崎和にボールが入ると、すかさずサポートのポジションに入って、しっかりと顔を出す。パスを受けると、非常にシンプルにパスをつなぐ。いわゆる「ファンタジスタ系」のプレイではありませんが、ダイレクトパスを使ったテンポのよい攻撃で周りを動かすゲームメイクは、今までのサンフレッチェにはなかったもの。実際、高橋にボールが入ると、周りの動きはさらに加速する。必ずパスが出てくるので、両サイドの動きがかなり活発化し、それによって3トップの動くスペースもできてくるのです。 その3トップですが、非常に動きはよかった、と言えるでしょう。久保と大木の「どうしてそこでワンツーができるの?」という驚愕のコンビネーションは健在ですが、そこに高橋が絡んで、ワンタッチで何本ものパスを通しながら相手を崩してしまうシーンが何度も見られました。シュートさえ正確だったら、あと3点は入ってもおかしくなかった。ただ、この最後の部分でのていねいさは、課題と言えるでしょう。 また、梅田はクサビのパスに対する反応やスペースをつくる動きをしっかりとやり、チームのために汗を流す、彼らしいプレイを見せてくれました。ただ、もう少し他の2人とのコンビネーションを確立させる必要もありますが。 いずれにしても、前半のサッカーは見ていて非常に楽しいものがあります。ただ攻撃的というだけでなく、そこには意外性も迫力もパワーもありました。また高橋と駒野、沢田のサポートを受け、森崎和が前を向いて仕事ができるのも、サンフレッチェの攻撃のバリエーションを多彩にしています。森崎和からのえぐるようなロングパスで、駒野がチャンスをつくったことは、何度もありました。 しかし、問題はこのサッカーが厳しいプレッシャーの中で、どこまでやれるか、ということです。
●即戦力に太鼓判
ここ数日で相次いで期限付き移籍が決まったDF・井手口純とFW・鳴尾直軌〔写真)。2人ともサンフレッチェでのデビュー戦となったわけですが、ともに高い実力を見せ、関係者の注目を集めていました。 井手口は、4バックの真ん中に入ってラインを統率。実に的確なコーチングで、周りを動かしているのが印象に残りました。77分には、右サイドで相手ボールを奪うと、ボールは藤本に預けてそのままライン際を疾走。藤本からパスを引きだし、素晴らしいクロスを木村に供給するなど、豊富な運動量と攻撃センスもアピール。このプレイならは、先発でも十分にいけることを証明しました。 そして、昨日広島入りした鳴尾。当初は、周りとのコンビネーションが合わず、苦労していたようですが、選手の特徴をつかみ始めると、徐々にエンジン全開。ゴール前の危険な場所にスピードも豊かに何度も飛び込んでは、相手DFを震撼とさせていました。59分には藤本のクロスからヘッド、71分には中村のクロスにまたヘッドで合わせるなど、決定機を連発。83分には、藤本のクロスをニアポストに飛び込んで、自分の胸で押し込もうとした。GKの素晴らしい反応によって得点とはならなかったが、鳴尾の得点感覚をかいま見る一撃でした。 「チャンスがやってきたと思い、オファーを聞いた時はうれしかった」と鳴尾選手は意欲を前面に出して奮闘しています。彼ら2人の活躍によって、サンフレッチェの選手層はより厚くなっていくことでしょう。
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2002年6月25日(火)嬬恋村運動公園 14:00キックオフ
アルビレックス新潟 0 0−1 2 柏レイソル 0−1 試合時間は45分×2
■得点者:1ST 菅原太郎 / 2ND 加藤望
*辰徳選手は前半出場
http://www.albirex.co.jp/news/2002/06.htm#0625
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