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6月24日 ムードは前向き。課題は山積み。
サガン鳥栖との練習試合が急きょ明日に延期され、練習試合となった今日のトップの練習。45分間の中で、Aチームでは2つのシステムかためされました。その2つとは、以下のとおりです。
●〜25分
−−−−−−−−−−−−久保−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大木−−−−−−−−−高橋−−−−−−
−−−−−−−−−−−−ミロ−−−−−−−−−−−−
−−−沢田−−−−−−−森崎和−−−−−−駒野−−−
−−−−トゥーリオ−−ビロング−−−川島−−−−−−
−−−−−−−−−−−−尾崎−−−−−−−−−−−−
●〜45分
−−−−−−−−−−−−久保−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大木−−−−−−−−−高橋−−−−−−
−−−−−−−中村−−−森崎和−−−ミロ−−−−−−
−−井手口−−トゥーリオ−−ビロング−−−川島−−−
−−−−−−−−−−−−尾崎−−−−−−−−−−−−
今回のキャンプで初めてためされた3バックは、特に破綻もなく無難にこなしていた、という印象です。一方、攻撃面では、久保・大木・高橋の3トップが、強烈な印象を残しました。久保のダイナミックさ、大木のテクニック、高橋の献身的な動き。それぞれか違う特徴を持っていて、それぞれか起点になれる上に、フィニッシュまで持っていける。この攻撃陣は、広島にとっての財産と言えるでしょう。 また、ミロの評価がここにきてあがってきています。「シンプルになってきた」と今西総監督が語ったように、この紅白戦でも、実にタイミングのいい球離れで、シンプルにゲームをつくっていました。これまで見受けられた「無駄なボールキープ」「無駄なドリブル」は影を潜め、中盤では簡単にボールをはたき、ゴール前で勝負する形ができあがっています。Aチームの久保の得点も、ミロがシンプルに右サイドに出したパスに沢田が呼応して飛び出し、クロスに久保が合わせたものでした。 このシンプルな球回しができているから、ミロの本来のゴール前への飛び出しがよりいっそう光ります。今日の試合でも、大木のスルーパスからミロが完ぺきに抜け出し、ポストに当たるシュートを放つシーンがありました。 前半戦、ほとんど活躍できず、サポーターの信頼を失っていたミロですが、このキャンプは個人プレイに走るシーンもなく、チームの要求によく応えています。この調子ならば、再開後は期待できそうです。 一方、課題も山積しています。「まだ単純なミスが多い。足下にパスを出すのか、スペースに出すのか。その判断にミスがある。また、守備にはいった時のアプローチやサポートも問題」と今西総監督が指摘している他、森崎和も「全員の守備への意識づけが問題。誰か任せにするのではなく、選手個々で相手からボールを奪う、という姿勢を見せたい」と、現状のチームの問題点を口にしています。しかし、そういう問題点は一朝一夕に修正できものではなく、それぞれが意識を高め、意識をしっかりともって続けていけば、いずれは改善できるものです。また、昨日は宿舎で「リーダーシップ研修」が行われ、課題とされているコミュニケーションについての意識付けもさらに行われました。チームとしては、確実に前進している手ごたえは、確かにあります。 「少しずつだがよくなってきている」(今西総監督)。 「ムードは確かによくなってきています」(森崎和)。 明日は、延期された鳥栖戦。ぜひ成果を出したいところです。
※Bチームのメンバーは、以下のとおりです。
●〜25分
−−−−−−−木村−−−−−−−−梅田−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−藤本−−−−−−−−−−−−
−−−−−山形−−−−−−−−−−−−須田−−−−−
−−−−−−−−−−−−松下−−−−−−−−−−−−
−−−中村−−−−八田−−−−河野−−−井手口−−−
−−−−−−−−−−−−林−−−−−−−−−−−−−
●〜45分
−−−−−−−木村−−−−−−−−梅田−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−藤本−−−−−−−−−−−−
−−−−−山形−−−−−−−−−−−−須田−−−−−
−−−−−−−−−−−−松下−−−−−−−−−−−−
−−−服部−−−−八田−−−−河野−−−−駒野−−−
−−−−−−−−−−−−林−−−−−−−−−−−−−
●チームリーダーとしてのムードも出てきた森崎和幸選手コメント
チームのムードは、確かによくなってきています。ただ、問題は守備ですね。やっぱりいい攻撃はいい守備から始まると思うし、チーム全体でしっかりとボールを奪う意識が必要だと思います。「誰かがやってくれるだろう」ではなく「自分がやるんだ」という意識をそれぞれがもっと高めていかないと、厳しいと思います。 攻撃は、ある程度自由にやっていいと思うんです。でも、確かにちょっとロングバスが多いですね。ただ、例えばビロングがボールを持っていても、一番近くにいる僕のところにプレッシャーがかかっている時には、出せないですよね。その時には、チーム全体がスペースに動いて、ボールをもらえる位置に動けるようになれば、もっとつないでいけるようになると思います。
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