穏やかに優しく時を過ごしていきたい。 心に淀む澱(おり)を解き放ち、自己を見つめ直し、闇に沈むことなく生きられますように。
悩んで苦しんで、一番辛かった時に頼みもしないのに押しかけてきて、心ない言葉を投げつけられた。今もその時のことを思い出すと古傷をえぐられるような痛みが走る。自覚のない悪意、独りよがりな善意。いつもそう。つい先日も、同じようなことをされた。それを指摘したところで、「終わったことを…」と一蹴されるだけ。あなたにとっては終わったことでも、私にとっては今でも血を流す“傷”なのですけれどね。つけられた傷は一生消えない。他人なら縁を切れるのに。
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