> −ないしょ話−
ナ イ シ ョ バ ナ シ
INDEXpastwill


2004年05月20日(木) 薬用植物園

しとしとと降る雨の中、行って来ました。薬用植物園。

傘を差して、スケッチブックを抱きしめて、芥子畑で芥子を描いてきました。

今年は暑さが早く来たせいで、私たちが行った時は、大半のケシの花は散っていましたが

ハカマオニゲシという、暗赤色の毒々しい花を見ることができました。

ハカマオニゲシはテバインという、麻薬になります。

この花は、茎も葉っぱも植えても良いケシと同じなのに

花びらが赤いから。という理由で、毒になるそうです。

この花びらの赤さは、麻薬に類似した成分を含んでいるから出る色なので

ピンクやオレンジといった色では、無毒です。



しかし・・

私は薬学生です。植えても良いケシ、悪いケシの区別がつくだけでは

お話になりません。そこで、体験してきました。麻薬成分を。

私が舐めた種類はPapaver Somnifelmと言った種で

植えてはいけないケシの代表みたいなものです。

一反(10a)当たりの収穫量が1貫匁(約4kg)という、莫大な量が取れるため

1貫種と呼ばれます。

そのケシ坊主をみなさんもご存知のとおり、刃物で傷つけ

乳白色(私の時は少しピンクがかっていました)の生アヘンをとります。

この生アヘンは、本来、竹の皮に薄く延ばして乾燥させ粉にするのですが

このときは、各々の指で掬い取って、においや味を確かめました。

触った感触は、少しペタッとする感じで、においはかなり青臭いです。

そして味。すこし苦いかな。といった感じでしたが、口に含んだ瞬間に広がる青臭さのほうが強くて

あまり感じてる暇はありませんでした。

そのあとは、スケッチしながら、雨に濡れながら、胸がむかむか。

胸をむかつかせながら、花に触って感触を確かめてはまたスケッチ。

さむくて大変でした。




あとは、温室等に行き、残りのスケッチを済ませました。

そこで私が一番印象に残っているのは

ヒマラヤの青いケシでした。

あの毒々しいケシとはまったく違って、

澄んだ青さがとても印象的な、綺麗な花でした。

この花には麻薬成分がないので、茎や葉を触るとちくちくとした毛が

ありました。こんなに美しい花が、強い成分を持つ植物でなくて良かった。と、

なぜかほっとしながら友達と岐路につきました。


でも、本当に綺麗でしたよ。

気が向いたら、写メを乗せます。

こうご期待☆


凪 |MAILHomePage

My追加