2003年03月19日(水)
象を倒す蟻の気持ち
日本で、マツダの営業をしていたとき、
おれは、軽自動車の「キャロル」に乗っていた。 マニュアルミッションで、結構きびきび走った。もちろん、すべてノーマル。ふつうの一般家庭用設定。 タイヤもレギュラー。ターボもない。強みは車体が軽いこと。
実家へ帰るとき、アクセルベタ踏みできるから、結構好きだった。 山道上り坂カーブの連続、結構狭いし、暗い。
そんな実家への帰り道。 よく、のんびり走っていると、後ろから結構でかいセダン。スポーツカーからあおられることもある。 そして、かれらは、いつも軽快に俺の「キャロル」を抜き去っていくが、、、。
それから、俺のアクセルベタ踏みドライブが始まる。
俺の下手な運転でも、彼らに追いついてしまうのだ。
彼らもスピードあげているのだが、、 カーブの連続、狭い山道。暗い道。彼らもそんなスピードを出せない。 結局俺に追いつかれてしまう。 彼らにとって、軽く抜き去ったはずの軽が不気味追いついてくる。
ふふふふふ・・・・・。 所詮、いくらハードウェアのパワーが強いからと言っても、、所詮、この道ではソフトウェア「慣れ」の性能が影響する。
特にメルセデスベンツのでかい車にあおられ、それをどノーマル「キャロル」あおり返したときは、
一種の特別な優越感に浸ってしまった。
交差点で別れたとき、なぜか、そのメルセデスベンツのスモーク窓がわざわざ開いて、 強面のおっちゃんが睨んでいたけどね。
しかし、ほんとの「走り」方を知っている車らしきのに追いつこうとしたが、
やっぱり無理だった。 ソフトウェアのドライビングテクニックの方が物を言った。
|
hisa(nabe)
|
|