2001年07月26日(木)
脅迫電話
昨日の日記の続き。
「どの子の事?」と聞き返したおれに対して、更に怒りを増した彼。
「ふざけんな。わりゃ。△の事務所にいる子に手を出しただろうが・・。あれは、わしの女だ!!舐めとんのか?」 と、怒鳴りあげる。
「あ、、あの子・・・」 と、思い出すおれ。 だが、手を出した?! おれは、まだ、電話で食事に誘ったくらいしかしていないぞ? それで、手をだしたことになるのか? 彼の感覚では? (誘っただけで、いい結果は返ってこなかったんだけどね。)
ちょっと、あきれるおれ。でも、彼の怒りは尋常じゃない。
「とりあえず迷惑なんじゃ。もう二度と手を出すな。」 はいはいもう電話はしません。君みたいな彼がいるんなら、その子もちゃんといえば良いのに。ちゃんと断りもせずに・・・。心の中でつぶやく。
が、
「あれで、おれは手をだしたことになるの?」
と、口に出さなきゃいいのに,聞くおれ。
「はぁ!? 舐めとんのかぁ!?わりゃ。ぶち殺すぞぁ。!!」
ぶち殺すという言葉に切れたおれ。
「ぶち殺せば・・」 声を震わしながらぼそっというおれ。
「はぁ?何いうとんのじゃ?」
「殺すと言う意味わかっとんじゃろうのう? 殺すんなら、殺してみぃや。われがどうなってもしらんぞ。」 おれも、威勢よく怒鳴る。
「おう、ぶち殺すわ。今から、そっちに行って殺してやらぁ。」
「来るなら、来てみぃ。この電話番号(おれの勤務先)が分かっているんなら、場所も分かろうが、来いや。」
「われ、声が震えているのに面白い事言うのぉ。怖いんじゃないのか?」 おれの声が震えているのに、すでに気づいている彼。 「怖い?誰が?こんな面白い事ないからのう。興奮しているだけじゃ」 すでに、おれは、この勝負を楽しんでいた。 「ふざけんなぁ。わりゃ、ぶち殺すと言うとんじゃ。舐めんのもたいがいにせいよ。」 「だからぁ・・・・。やってみるんなら、やれば。その代わり貴様がどうなるか分からんぞ。」 「・・・・いいか、二度と手を出すんじゃねーぞ。」 電話はいきよいよく切れた。
そばにいた同僚の女の子、目を丸くしていた。
さて、おれがけんかに強いかって言うと、弱い方です。でも、彼を犯罪者に陥れる事はできます。
で、しばらく待っていたけど、結局、その彼は現れなかった。
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hisa(nabe)
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