西方見聞録...マルコ

 

 

11年目の塩田千春展 - 2019年08月18日(日)

さて、夏休みのお盆休みも後半、書くといった論文が書きあがらず、宿題が終わらない小学生のように途方に暮れながら、実家メンバー(老親&兄)と介護旅に秩父に行ってました。

そんで秩父から帰って実家メンバー解散後の夕方1号さんの川崎時代の保育園(0‐4歳まで在籍)友の母たちと飲み会をいたしました。

この第1子保育園母友との絆、我が家の関西移住17年の時の流れを経てまだ健在です。恐るべしインターネット(最近はSNSか)の威力。

まあ途中で奈良までみんなで修学旅行にきてくれたり、家族旅行でなら来てくれたり、修学旅行の時は法隆寺門前でまってたり、スキー旅行してたら偶然旅館の風呂場で再会したり、いろいろ努力と偶然が私どもの絆を支えてくださっているのでございますよ。

そんで実家メンバーとの解散時間14時から、稲田堤の友との集いの待ち合わせ時間18時まで4時間ほど時間があったのでサクッと塩田千春展を見てまいりました。

参考サイト⇒森美術館塩田千春展サイト
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/

んで、塩田千春さまと言えば2008年7月19日にこんな日記に書いた通り、当時11歳と6歳だった2児の靴を「DNAとの対話」という作品に提供したことがあったのですね。そんでまあいろいろと思い入れもあったので、行ってきました、11年目の塩田千春展を見るべく森美術館まで。





すごいっすね。やはりなんかこう魂の転生現場を目撃しちゃってるっていうか、死者の魂が生者のそれに転移する現場を見ちゃったような気分になる展示です。



あ、そんでこれこれ、これが「DNAとの対話」、11年前大阪の国立国際美術館で畏友Akikoさんがキュレーターしてた時代に2児のドレミちゃんの靴を提供した作品です。



こっちの黒い空間はもうなんでしょう。身動き取れない私たち、って気分で見ました。



今回最も私が気に入ったのはこのかばんの流れ、「集積―目的地を求めて」。旅に出るときの決然とした意志をそれぞれに秘め、私たちは移動する。なんかそういうたくさんのストーリーが乗せられた川のようなカバンの大集合に、私の旅、そんで現在も旅をしている友や娘のことを考えたりしました。



さて、そんで大江戸線というなんだか恥ずかしいお名前の地下鉄ができていたのでとても迅速に六本木の森美術館から京王線に乗り移って多摩川を越えます。あれ?写真が横むいちゃた。まあ、ゆるして。調布駅が地下に潜っていた李、17年の不在は慣れ親しんだ空間をいろいろと変容させているものです。



そして、2児を産み、子育て激動期を過ごした稲田堤駅に降り立ちます。このすげようちえんのモデルの少女は17年前から変わりません。現在21歳の娘が生まれる前から変わっていませんので彼女もご健在なら三十路、へたすりゃ四十路の妙齢の美女になってらっしゃることでございましょう。



そんでそんで変わらぬ私の心のふるさと菅保育園。いやいや泣いて笑って髪の毛逆立てて仕事して子ども抱えて駆け回ってた子育て青春期の私の聖地だよ、ほんと。知ってる先生なんて誰もいないんだろうねえ。


そんでなんだかすごくおいしいお店のマシュカさんで1号さんの保育園時代の同級生友の母たちと集って飲んだのでした。いやいやセンチメンタルジャーニー。たとえ論文をかけなくても友とおいしいごはんと楽しい思い出があれば夏後半戦をこえていけることでございますよ。ええ。


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