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少年の成長 - 2011年06月18日(土) 1号さんの2年下、おKさんの3年上のI君はやんちゃさんで有名だ。やんちゃ男子には悪いことをしておこられて「なんで?」という顔をする子もいるがI君は怒られると「してやったり」って感じの顔になるちょっと根性のある悪がきだ。 保育園も学童もうちの子とは結構学年が離れているのに頻繁にその名が家庭で語られるくらい、まあ地域の伝説的なやんちゃさんだった。 学童の親子行事(毎年違うのだが、カレーを作りながら工作教室、牛乳パックブーメランとか作ったりしてた)に参加すると、数少ない男性参加者のあめでおさんは、なんだか自然に活動量の多いI君の相手をして、2人で牛乳パックで作ったブーメランを学童の屋根の上に投げ上げちゃったりしていた。 さてそんなI君も学童を卒室して今年は6年生。しばらく話を聞いていなかったのだが、あめでおさんが意外なところで再会した。 この日あめでおさんは町のドッチボール大会に某組織から大会運営要員として派遣されていた。そんで「新春シャンソンショー」とか、素敵な名前のドッチボールチームのコール役で走り回っていたら、ひときわ強いチームのキャプテンとしてI君が君臨していた。 少年・少女達のドッチボールは中心選手がかなり大きな役割を担う。中心選手のワンマンチームになってしまうとその選手の出来に勝負の行方が左右されることが多い。そんな中、I君はパスを通してチームメイトを巧みに動かし、チームを機能的に戦わせ、それでもどうしてもきめねばならない場面では自らが必殺の剛速球で敵を倒すという、天晴れなキャプテンぶりでチームを優勝に導いたという。 試合後「を、あんたはIくんでないの?」とあめでおさんが声をかけると「1号の父ちゃんか、1号は中2か?元気か?」とにやりと笑った。やんちゃさんはいつの間にか頼れるキャプテンに変身を遂げていたようだ。 ...
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