西方見聞録...マルコ

 

 

転置 - 2011年05月13日(金)

 ちょっと過去日記になっちゃいましたが転置展いきました〜

 若手現代アート作家5名の競演なんですが、、、異世界に迷い込んだようなおもしろさがありました。

 まずエントランスでビーチチェアに寝転んで空を見上げる作品があるんですが、そこでまず寝転んで開放されて、現世から転置界へ移動を果たすかんじがします。

 5人なりの迷路を楽しみました。

 わたしは吉村熊象さんの不可解さが後を引きました。卒業制作でメッセージ性のある日の丸アートを作ったと聞き、ぜひそっちも見たくなりました。そして今回の熊象さんはひたすら自分と町に向き合っていたような。

 また本を削り続ける森末さんの情熱とか。

 展示最後のカフェで作家の人のインタビュー映像が見れます。この解釈と解釈されるものの間の静かな対決のような映像も見ものでした。

 寡黙な作家さんが「いいこといった!」と思って映像にしたら「そこはカット」とだめだしされたという、お話が印象深かったです。わかりやすい解釈を拒む、難解の海の中にある自分の真実を大切にしたい作家と世界と作家の橋渡し・通訳をして大衆と芸術を結びたい展示プロデューサーの静かな葛藤を見る思いでした。

 22日に終わっちゃいますがまだの人で不思議空間に迷い込むのが好きな人はぜひ!

 そんで21日はイベントもあるのですね。がんばってください>関係者の人。

 


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