西方見聞録...マルコ

 

 

ぷち病気、半仮病 - 2010年01月24日(日)

 金曜日の講義のために、年がいもなく、徹夜した。今年度最後の講義だから2コマとも感動的にフィニッシュして学生を泣かせたかった。しかし力を入れたほうの講義が見事に滑って、(そのうえ上映予定の超レア映像←マルコ撮影、は機械の不調で上映できないしさ!)なんか先生の熱い思いは空回りして終わった、ような気がする。

 薄給非常勤講師は講義準備に時間をかければかけるほど、時間当たりの給料はさがるので、徹夜なんかで準備したら、時給500円を割り込みそうだ。

 そんで、そんな実りの薄い徹夜作業のグリコのおまけで風邪を引いた。

 土曜日は本格的に寒くて熱もまあ、子どもだったら保育園から返品されるような熱が出た。

 でも日曜日には熱も平熱でちょっと頭痛が残ってるだけで、普通に快復したらおKさんが「熱下がったの?じゃあ自転車で竹取公園に行こう」なんて病後の人には難易度の高い遊びの提案をするので、「あ、やっぱり具合悪いみたい」と言って1日寝てた。半分仮病だ。

 子どもは母がいなくても居間で宿題したりトモダチコレクションというゲームをしたり、近所のガキ大将が誘いに来て遊びに行ったり、適当に楽しそうにしていた。あめでおさんも子どもの退屈ガスが充満すると本屋につれてって、本やマンガを購入してやって、上手にガス抜きしているようだった。

 夜ご飯の時間にむっくり起きて、あめでおさん制作のラーメン鍋を食べるとおKさんが「起きると吐気するやろ?寝てなくて大丈夫?」と、朝、竹取公園に自転車提案をしたことを少しフォローするように心配してくれた。「大丈夫」(半分仮病だから)と、後半の台詞は飲み込んだ。

 そういえばこの夜、子ども会の役員会が近所のファミレスで深夜行われることになってたので、こそこそ出かけた。半分仮病だったのがばれた。

 仮病気味の1日の休息はとても気持ちよかった。よっぽど重い病気でないと母は寝ていてはいけないような強迫観念があったのだが、私が思うほど「寝ている母」は許されない存在ではないらしい。
 

 

 


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