西方見聞録...マルコ

 

 

斑鳩のひとつの謎解明 - 2008年06月18日(水)

 毎朝いく、駅への道は広々とした水田が広がる中の一本道で、そこをがーっと自転車で疾走するのは大変気分がいい。

 この時期、ちょうど田植えも終わり、今週植えた田は緑の産毛のような、先週植えた田は緑の剛毛のような稲がつんつんときれいに整列して植わっている。そんな中で1箇所ものすごく広いのに投げやりな田んぼがある。毎年どうしたの?って感じの植え方で他の田んぼが機械でかっきり植えてあるので、ムラのあるいがんだ稲の植え方をされたその田んぼはすごく目立つ。一体どんな家庭がここを植えてるのか?とずっとそのなんとなくすさんだ田んぼの様子に、でも毎年絶対田植えがされるその田んぼに注目していた。

 そして今年6月、謎が解けました。

 その田んぼはなんと毎年1号さんの小学校が借り受けて子ども達が稲作実習に使ってる田んぼだったのです〜!

 今年5年生の1号さんは、稲作実習の年、そんでこの前めでたく水田に足を突っ込んで田植えをしてきたそうです。そうかそうか、他の機械植えの田んぼと歴然と違うこのスキルのなさは小学生の手植えだったからなのね。

 それにしても結構な広さの田んぼでここに1号さんの学年100名弱が一列に並んで田植えをしたとしても結構大変だったんではないのかな?私も小学校のとき稲を育てる、という課題はあったけどバケツみたいなところに稲を植えて皆で観察したような気がする。本物の田んぼ(普通の農家サイズの1反より多分広い)で田植えが出来るとは、なんだかうらやましい話である。

 田植えのときは、農家の子はやっぱり上手でヒーローヒロインだそうだ。「先週うちは田植えだったんだけど、機械植えのあとに残ってるところに植えるのやったばかりだからね〜」といいながらこつを教えてくれるらしい。先生よりよっぽど上手そうだ。農家の子と言ってももちろんみんな日曜農家で普通に働きながら週末だけ畑仕事をするらしい。大変な部分もあるだろうけど、そういう半農半勤ってなんかちょっとうらやましい。


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