西方見聞録...マルコ

 

 

黒塚古墳(鹿男ロケ地紀行その3)つけたり山の辺の道 - 2008年03月15日(土)

 さて、別にフジテレビの回し者じゃありませんが、今週木曜夜10時から鹿男最終回ですよ。前回ラストシーンで平城宮祉朱雀門から近鉄電車がはしる平城宮祉公園内の敷地を舞台にクライマックスを迎えています。平城宮祉内を近鉄電車が走るという特異な景観を知るものにはたまらん設定です。

 で、今回大変重要なポイントになった黒塚古墳に遊びに行ってきました。原作ではこの黒塚古墳遺跡公園と資料館そんなにクローズアップされなかったんですがドラマでは謎解きの現場になったり非常に重要な役割でした。ドラマの歴史考証を奈良県立図書情報館の館長千田稔さんがやってるんですが奈良県内の資料館、博物館かなり的確に使われていると感じました。





で、これが黒塚古墳。卑弥呼の鏡か?といわれた三角縁神獣鏡が出土したので有名です。



 眺めもとても良いです。ちょっと登ると奈良盆地一望です。



 で、古墳の脇には児童公園(結構遊具が充実してました)と資料館があります。まず公園のベンチでお弁当を食べてそれでは中へ!
 


 こんな感じでさりげなく地面に三角縁神獣鏡がチラッと置かれています。



 で、早速中へ。なんと入場料無料でとても小さな町の資料館なんですが非常に展示が上手でした。



 ドラマにも出てきましたが、こんな風に出土した古墳と三角縁神獣鏡のレプリカがあります。



 で、これを1階からも2階からも見れるのですよ。ドラマでは藤原先生が(余談ですが綾瀬はるかが演じたおとぼけ美女の藤原先生は原作では20代既婚の公家顔の男性なんだよ!)ここをぐるぐる歩きながら歴史的状況を説明する場面がありますな。



 で、謎解きの核心となる三角縁神獣鏡の触れるレプリカ。

 この日は私たちのほか5組くらいのカップルと2組の高校生くらいのお子さんを連れた家族連れが来てました。資料館のおじさんによるとロケは3月4日に1日がかりでやったそうです。たったアレだけのシーンにホントに時間かけてやってたよ〜。とのお話でした。「いつもより来館者多いですか?」と聞くと「人数はそんなに変わったわけではないけど年齢層がいつもより若いよね。70代以上のひとが平日も休日も関係なくとにかく天気がいいと山之辺の道を歩きながら尋ねてくれるんだけど、ドラマ以来カップルと家族連れが多くて若い人も興味持ってくれてよかったよ」とのことでした。
 おKさんが「リチャードはどうやってサンカクをあそこに置いたのかな〜」とドラマを見ている人にはわかる発言をすると、その場にいた来館者のみなさんから笑いの渦が起こりました。みんな見てるわね、ドラマ。



 さてそのあと、山の辺の道を桜井あたりまで歩くかと(黒塚古墳は桜井線柳本駅の近くです)テクテク散歩開始。ここは崇神天皇陵ですかね。土筆をプチプチつみながら行きます。



 梅がきれいに咲いてます。うちの庭の梅も今満開なんで今年も梅酒が美味しく作れそう、とか思いながら歩きます。






 そんで大神神社近くの展望台から大和三山と大神神社の大鳥居をのぞみます。桜井まで歩くつもりだったけど結局、桜井線三輪駅で力尽きたのでここで桜井線に乗って帰路に着きました。

 鹿男は今週で終了ですが、鹿男ロケ地紀行はまだ2回ほど続く予定。鹿男のおかげで子どもが史跡に興味を持ってくれてどんな地味な観光地も喜んでついてくるので次回は橿原考古学研究所だ!


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