西方見聞録...マルコ

 

 

ひとにやさしく - 2006年03月09日(木)

本日私マルコは人にやさしく、されました。

神が降りてきたのなんだの大騒ぎしてたけど、マルコ論文はそんなに優れたものではございません。老新人の久しぶりの論文書きなんですから、ホントにやっと形にしたって感じです。センセイに投稿前に見てもらうために、提出した後も、夜中にいきなり読み直して「アンナに調査したのにこんなアウトプットか!わたしのばかばかばか」とほとんど壊れた気分になったり、「センセイもきっとあきれてるよ。でもまあ、こんなもんだよ、うんうん。」と無理やり自分を納得させたり結構アップダウンの激しい日々を送っていました。

そんなマルコを生暖かい目で見守るあめでおさんは
『論文がうまくかけないなんてものすご〜くよくあることです。学生の壊れた論文なんて教員してれば慣れてますからそんなに気にやまんでよろしい。』

と優しいんだか冷たいんだかわからないコメントをくれたりしてました。

んで論文を見てもらってるセンセイから今日メールが入ります。(怖くてメールあけるのを1日先延ばしにしちゃった。)ぶるぶる震えながらメール開封。

「大変興味深い論考だと思いました。ただ技術的な修正の必要があるのでO月X日に電話してきなさい」というメールでした。

そのメールを読んであめでおさん。
「稀有にやさしい先生ですな。どこにも論文の出来不出来を書かず、相手のやる気をそがずに修正点があることを伝える。なかなかできるもんではありませんな。私はたいてい人格を否定するようなコメントをくれるセンセイにしかついていなかったんですが、何でアンナに意地悪なのかと思ってました。でも論文を見る立場にたってわかったんですが他人の論文はアラがマル見えなので、『おまえなんかやめちまえ』って気分になるんですわ。このセンセイもきっと『おまえなんかやめちまえ』って言う気分をぐっと抑えてこう書いたんだと思いますよ。」
と重々しくご託宣。

先生ぐっと抑えてくれてありがとう。
私もこれから、心を入れ替えて各方面にぐっと抑えて生きていくよ(うそ)。




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